この文章を疑うのは簡単なんだが、俺はズイショさんの中に存在する誠実な部分を信じたいと思った。
ズイショさんも俺も見えないところで現実の時間を大量に削り… 血反吐を吐く思いで捻出してきた文章を愛する気持ちは同じ。
己の文章への想いが強いほど己が愛するブログ人格の言動にはプライドを持つ。
そのプライドを折ってまで頭を下げていただいたズイショさんに対してこれ以上言うことなどもう何もないです…… どうか頭を上げてあの日の元気を取り戻してほしいと思います(元気なくさせたのは俺だけどな…)。
ズイショファンは今まで通りに戻ることをおそらく望んでいる。
文章を愛する気持ちは同じなのにそれでも通じ合えなかった理由について議論しあっても、片方の文章の蓄積がこのウェブ上から消える地獄しか生み出さない。お互いに悪魔ではない、勿論天使でもない、性格も行動も含めて故意にではなくすべては長い年月が作り出した必然でありそれが人間臭さでもある。その人間臭さを失えばどちらの文章も死ぬだろう… こんな性格の部分を変えることは容易ではないので、お互いにまた近い未来(早ければもう今日からでも)同じことを繰りかえすかもしれない。でもそれでいい……
ネットではありのままであることが大事で、誰かの考えで誰かの行動を規制することはよくないのだ。極端な話、たとえそれが間違っていたとしてもだ。
俺が今回の件があったことで今後ズイショさんのブログに通うかどうかという話なんだが、勿論今後も通う予定だ。ただ彼が子供の話をしているエントリーは今まで通り避けて通る。そしてそうした子供の話が、俺に配慮することで規制されることはあってはならない。その代わり俺もこれまで通り遠慮ない文章を打ってゆくつもりです。そして賞賛できる文章は素直に評価するつもりです。
こちらのほうも奥さんを批判してしまったことや、危険なツイートを入れたことについて謝罪します。
堅苦しい話ばかりではつまらないので以下は余談になりますが、前記事のことを村長がこう言ってくれました。
「昔みたいな空気だ」
id:zaikabouさんも「はてなの空気、はてなの風だ…」と言ってくれました。
昔は前記事のような揉め事は頻発していましたし、お互いが思う存分殴りあってどちらかが消えるようなこともそんなに珍しくはなかったと思います。そんな空気を少しは感じていただけたでしょうか…… 俺みたいなのは当時の面影を残す化石ブロガーなんですよ。勿論、今回ズイショさんが反論してきたならばそれに対してやり返す覚悟で待ち構えていました。
俺には俺なりの正当な理由と信念がある。いつだって本気だ、これは遊びじゃない。俺は文章力ではなく心で文章を打つ、これまでもこれからも(結局ズイショさんの話ではなく俺の話で終わるところがなんとも…)。