11月30日、 辻 音遥さんが話しかけてきました。
はてなダイアリー時代、「花魁発狂」というブログを運営していた、ID: yosituneさんです。
いま「花魁発狂」は存在していません(2008年3月頃、ご自身の判断で閉鎖されてます)。
その原因を作ったのは私です。yosituneさんとのメール内容の一部をブログに公開しました。
そういうことがあったので、移転先での活動は邪魔しないように、こちらからは関わりをもたないようにしていました。今回、話しかけてくるまでは、フォローもしていません。
そのyosituneさんが、切羽詰まった様子でツイッターで話しかけてきたので、DMで話すことにしました。
こんな会話からのスタートでした。私はてっきり、久々に会話したいのかな?と期待したのに、頭から冷水浴びせられた気分だ。
記事を消せだと……
どうやら私にとっては、あまり好ましくない要望のようで、ここからは、お互いに交渉のみとなりました。
いきなりキレるのもアレなんで、何か不都合出てきましたか?と、たずねてみました。
「不都合というか、実害が出ています。」
ということですが、その害になっている私の出した記事って、9年前のですよね。
yosituneさんが削除を希望する9年前の記事は、おそらく以下のことだろうと思います。
ID yosituneは身の上話をダシにネットで女ブロガーをナンパする危険人物
これらを、消してくださいとお願いされているわけですが、結論から伝えますが、記事は消すつもりはないです。
何か実害が出ているそうですが、そのあたりの話を詳しく教えてはもらえなかったので、理由がはっきりしないのに、こちらだけが不利益を被ることは避けたいので。
一応言っときますが、どんな内容の記事でも、そのブログ内の文章は、書いた本人の財産なんですよ。
偉そうに言ってごめんなさい。貴方の実力はわかっていますし、尊敬もしていますが、それとこれとは話が別で、聞き入れることはできません。
私のブログの記事を消すかどうかは、書いた私が決めることです。
まるで今のアメリカとロシアのような空気が流れていた。何言ってんだ、お前なんか嫌いだと言いたい気分にもなったが、我慢していた。
私に、記事を消してくださいなどとお願いしてきたのは、yosituneさんが初めてです。
私が他者に言及するときは、毎回、遊びでやってるわけじゃなく、いつでも本気です。
そのとき、貴方に対して感じた心は、嘘ではありません。だから、私にとっては価値のある文章なのです。
「消したくないと。」などと言われる筋合いもありません。私の所有物です。
私が他者に言及するときは、すべて、無視することはけしてできない、どうしても文章で伝えなければならないと強く感じた時のみです。
その文章を打つことに割いた労力を、消せと言われても、はいわかりました、と素直に受けるわけがない。
また、当時の自分の性質、あるいは問題点を、今の自分が客観的に見ることもできる、自分用の貴重な資料でもある。
さらに、他者に言及した記事は、特に良く打てているものが多いため、それらを失うと、このブログ人格の柱が崩れる。
私は、過去に言及した人たちに、今も嫌悪され続けているのかもしれない。あいつ、いつまでも貧乏たらしく昔のことを残しやがって、とか、まさか思ってるのかな?私のブログに残り続ける貴方の過去が、何かご迷惑かけましたか?
まあ、その人たちに申し訳ないという気持ちも実はあるんだが(全員に謝ろうかなと思ったことはある)、結果として、これは私の作品の集大成だから、消すわけにはいかないのだ。
過去のyosituneさんも含めて、私の作品と化したのだ。
それを消すくらいなら、嫌われてもいいから、残すほうを選ぶ。
私は、人に言及しているときの、自分が好きなのだ。誰にも邪魔させない。
ご要望に応えられなくて申し訳ないのですが、私が言いたいことは以上です。何故か、私の信用がないようですが、約束通り、問題ないと思われる部分のみを使わせていただきました。
yosituneさんが、名を変えて活動していることに気付いて、今も応援している、根強いファンは多いと思います。
それは、はてな村の一部のコアなyosituneファンであると思います。
余談ですが、yosituneさんは「半径ワンクリック」という、はてなキーワードも作っています。普段の言葉にも、格好良さ・センスを感じるブロガーでしたから、匿名の自分のイメージ作りには特に注力されていたのかもしれません。
私は、yosituneさんの移転先には、なかなか気付けませんでした。
すると、知り合いが、yosituneさんがいる場所をコッソリ教えてくれたので……以下の映画レビューのブログを見たときは嬉しかったです。
ご本人曰く、「そろそろブログや他のアカウントもまとめて消すので、今の情報も出していただいて結構ですよ。」との事でした。
yosituneさんが、何処へ移動しようと、隠し切れない文章の個性でファンは気付くでしょうし、ネットの何処にいようと、私も必ず見つけ出します。
そうなることまで予測しますと、場所を変えても同じではないでしょうか……
だけど、noon75さんも、えっちさんもそうでしたが、どんな場所でも文章を打ち続ける実力のある方々は、一か所のブログにいつまでもしがみつくことなく、気分でブログを転々とされています。
yosituneさんは、どうなのかは知りませんが、どうせすぐに見つかるのだから、今のままで続けるほうが良いのではないでしょうか。
かつては、リアルで会おうかと思うほど、連絡を取り合った時期もあったというのに、今ではこんなふうに、用件しか言わない関係になったことが少しだけ悲しかったですが、どうかお元気で……
追記(2016-12-07): 後日、yosituneさんと再度DMで話して、この件については和解しました。