会社行く途中に立ち寄ったスーパーで、レジ打ちの女性が、仕事内容を書き記したノートを身近に置いていたのが目についた。
スーパーのレジ打ちでもそんなに覚えることあるのか……と思うほどのメモ量だったので、なんの仕事も大変だなあと思った。
仕事を覚えるために今は必死なんだなとわかるので、応援したい気持ちになり「大変ですね……頑張ってくださいね」と声をかけると、その女性も笑顔で返してくれた。私も職場で先輩に「頑張って」とよく声をかけられているので、その一言の大事さをよくわかっているから、誰かを励ましたかった。
その日は、あー仕事きついなーと思う時に、その女性のノートにぎっしりと書かれていた文字群が何度かぼんやりと頭に浮かんだ。レジ打ちのパートですらあんなにまで覚えることがあって大変なのか……逃げ場はどこにもない。嗚呼自分も今の仕事を頑張らねばなという気になれた。
努力する人を無条件に好きになれる。貴方の頑張りが、どんな宝石よりも綺麗だ。
スーパーのレジ打ちの仕事などは、確実に人の役に立つ仕事だ。その人がいないと、買い物もままならない。
私が嫌いなのは、人を騙す仕事をしている人だ。
最近イエローハットで錯覚を招く広告に対し消費者庁が処分するニュースがあった。それは氷山の一角だろうけど、私が疑っていることは他にもある。それは根拠を示さず一般人の主観しか言わせないサプリメント製作会社です。こいつらは人を騙す仕事をしている。病院に行かなくてもサプリメントで改善されるような誤解を与える。人の命に関わることで危険なので消費者庁は全サプリメント製作会社をよく調査したほうがいい。
人を騙す人よりも、もっと嫌いなのは、不正をして生活保護費を受給したり、うつ病を大げさに主張しながら国から年金を受給し、医療費を払わない人だ。シングルマザーの数も減らしてゆかないとそいつらも子供が成長するまで医療費に不正をしてくる。
好きなことは出来るのに、嫌いなことは出来ないという我儘な人の主張を国は何処まで許すのか。医療費を払わない人すべてに共通する問題だと思う。自分の本能のままに生き、他人に迷惑をかける上に、妙に堂々と居直っている。利用できるものは利用せねば損だという傲慢な考え方をする人が嫌いです。
こうした納得のいかない怒りを抑えるためには、実社会で働く人を間近で見続けることが必要で、頑張っている人を見ると、自分も頑張ろうという気持ちになれる。「頑張ってね」「有難うございます」そんな言葉が繰り返される世の中が美しいと思う。
自分自身も頑張る人間でなければ、そうやすやすと他人に対して「頑張ってくださいね」などとは無責任に言い放つことは出来ない。
それは自分に仕事がある状態だから言える。
しかし、働く機会が与えられていなければ、いくら頑張ろうとしても、頑張りようがないので……
自分が働きたいと思う仕事に出会えるかどうかは運だから、中には仕事がなくて大変な介護の仕事に就かざるを得ない人もいる。
いい職場はまず、人が辞めない。
しょっちゅう求人募集しているのは、何かしら人が定着しない理由がある職場だから、それは貴方が入社して続かなかったとしても、貴方が悪いわけではない。
誰かにそれを言えば、やれ根性がないだの、もう少し頑張ってみればなどという、まったく理解のない言葉ばかりだろうが、私は、辞めたいのなら辞めればいいという考え方。はい、次いってみよう、という感じでいいだろう。いつまでもその会社に縛られている必要はないし、自分の命のほうが大事。そこを無理をさせていると最終的には「自分はうつ病ではないのか」と思い込む。
必要なのは、本人がその会社が合わないと思っていて辞めたいのなら、それは理由があってのことだから、自殺という最悪な結末へと繋がる前に、とにかく無理をさせたくない。仮に私の身近にそういう人がいたならば。
だからといって社会との接点を失わせぬよう、インターネット以外の方法で人との対話を続けることが、最も大事だと思っている。
いくらインターネットで、ブログやツイッターでご立派な自分の意見を述べてみたところで、それは本人の中にあるプライドや妙な拘りを増幅させるだけで、それでは実社会で何の武器にもなり得ない透明なペンを握りしめているのと同じです。
待機児童問題ばかりがニュースで取りざたされているが、政府が本気で取り組まなければならないのは、潜在的に働けるのに、働けない人がどうすれば社会復帰を果たせるのか、そのサポートをすることだと思う。
働けなければ結婚も子供も持つことも難しい。ヒモになる、専業主婦になるというのは皆がそうなれるわけじゃない。
最初は、人となるべく関わらずに黙々と出来る環境を見つけて、紹介し社会保険も付ければ、それで一人の人間が無事社会復帰できる。
ついでに犯罪件数も減るだろう。
職業安定所や派遣会社は、そうした人達を根本的には救うことは出来ない。もう履歴書の存在をこの世からなくしてしまえばいいだろうとも思う。過去など関係ないだろう、その人が今頑張りたいと思っているならそれがすべてだ。
余計な話をするが、インターネット上で、うつ病で働けないということを繰り返す人間を、プロバイダー経由で個人特定をした上で、その偏った言論の自由を、社会復帰を果たすまでの期間、一時的に奪うことが必要なのではないか。
そうすることで、自分の能力をインターネット活動によってあまりにも高く見積もりすぎていた過ちに気付き、正しい能力を理解した上で、適材適所な仕事内容に納得して働くようになるでしょう。