heartbreaking.

中年の末路とその記録

シャークネード4と5を観ました

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1作目から「シャークネード」を観てきました。精神的にプラスになる馬鹿馬鹿しさを求めていたのでAmazonで値下がりした頃4、5作目を購入しました。(3作目の感想はこちら)

5作目の「ワールドタイフーン」はシリーズ中、類を見ない規模のサメ台風が東京を舞台に大暴れしています。残念ながら東京での映像時間は短めですが、日本を舞台に力を入れたCG技術を使っているように思えた。他の国を舞台にしている時けして使わなかったサメ台風の進化形が東京の夜景に映える。

5は、世界各地を主人公たちがサメ台風を追いかけ大移動してゆくのですが、道中でエリザベス女王やローマ法王も登場します、勿論ニセモノですが。日本の天皇陛下は出てきません。アジア圏の隣国の感情に配慮か、他の国の象徴とは一線を画す存在だと思っていいですか。

ところで、この映画の中で「ツナミ(TSUNAMI)」という日本語を用いているので調べると、ツナミは世界共通語で起源は日本で起きた震災などにあるようです。

世界各地で新聞や、電信が普及し、「世界共通のニュース」が出来た19世紀後半に、衝撃を与えたニュースが明治三陸地震でした。
「Tsunami」や「Kawaii」など、日本語で通じる意外な英語 NexSeed Blog

4と5に共通した見どころ。

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サメ ヘルメットで(頭頂部にヒレの突起物が付いている)飛んできた小型サメを間髪入れず殺す主人公の息子。4から一貫して他人事のような空々しい演技で観る者を楽しませてくれる。どんな危険な状況でも他の洋画の子役のような演技を見せたりはしないで密かに笑いを取りに行く。監督に演技はテキトーでいいと言われているのかどうかはわからない。昨今のニュースではお子様への被害が多い中、映画の中でまで可哀そうなお子様って観てるとつらくないですか……だからこういう悲愴すぎない演技を出来るお子様はむしろ安心感を与えてくれる。

シャークネードシリーズはわりと家族愛を大事にしているような映画だと思うので、シリーズ通して観てきた者としては、5は最後スゲー悲しいんですけど、あのシーンとか……B級映画だってわかるチープな映像なのに、B級ではない大作映画と中身はそんなに大差ないような感動をじわっと与えるのは、最初から応援してきた中でなにがあっても受け止められる、そんな愛が生まれていたからなんですかね。

あと今頃気付いたのですが、主人公の父親役ってあのナイトライダーの人だったのですね。ナイトライダーは車がしゃべるのが新鮮で、子供の時よく観てました。

ナイトライダー OP【吹替版】 - YouTube

嗚呼でもだんだん主人公とチェーンソーの絆が薄れていって、サメと超人的に渡りあえる主人公の特権みたいなものが失われつつあるように思います。サブキャラでもある程度サメを殺せるようなので。

なんでこの映画を追いかけてるかというと、主人公を演じるイアン・ジーリングさんを応援したいからでもある。多分、この人が演じていなければ観ていなかった。

気に入った映画はコレクションしておきたいのでAmazonで値下がりしているのを見るとつい買ってしまいたくなりますね。4はシリーズ通して観ていない人には退屈ではないのかと思いましたが、5は冒頭から勢いがあるのでおすすめです。休日に適度に笑っていいストレス発散の仕方を出来たと思っています。

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