heartbreaking.

中年の末路とその記録

医療レーザー脱毛はすぐに効果があるわけではない

「今日は二回目のレーザー照射なので、前回より強めの設定で照射しますね」「はい、お願いします」

大体、美容外科に勤める女性は綺麗な人が多い。レーザーを照射してくれるのは主に女性スタッフのようです。溶接用の大きなゴーグルを装着した女性スタッフは何だか妙にたのもしいです。「では試しに数回照射してみますので、痛かったらおっしゃってくださいね」「はい」

パシャッ…(カメラのフラッシュをたくような軽い音と、それとは不釣合いな、目隠しされても解るほどの強烈な光)

「痛くないですか?」「いえ、全然大丈夫です」「では膝下のオモテ側からいきますね」

パシャッ、パシャッ、パシャッ、パシャッ…(こっちが黙っていると、休みなしで、次々と照射してくれる。複数の針で直径4~5センチくらいの範囲を一瞬で、浅く刺されたような、ピリピリッとする軽い痛みあり)

パシャッ、パシャッ、パシャッ…

「………(無言で黙々と照射してくれる女性スタッフ)」

「………(無言で、俺は無職でこんなとこで何してんだろうなーと思ってる俺)」

流石に、無言に堪えられなくなって話しかけてみた。「痛がる人とか居るんですか?」「ええ、たくさんいらっしゃいますよ」「そうなんですか… ギャーとか叫ぶ人とかも居るんですか?」

「ええ。痛いので待ってとか、もうやめてとかおっしゃるお客様もいるんですよ。特にVラインやIラインで粘膜に近い部分だと悲鳴を上げるお客様もいますね」「え、そうなんですか… 全然痛くないんですけど」「個人差があるようですね」

俺はVラインと膝下の脱毛のみですが、医療レーザー脱毛は全然痛くないですよ。俺は痛みに強いのかな… ソイエで普段から脱毛慣れしてたから、「ええ?こんなもんすか?」って感じで、じっとしてたら担当者も驚いてた。

んー、でも 脛(すね)はちょっと痛かったかな…

エステではなく、美容外科で受けるレーザー脱毛は確実に効果があります。

しかし、一度のレーザー照射だけで、つるつるすべすべに変身できるわけではありません。一年は期間をとり、継続的に美容外科に通ってください。

美容外科の先生に「早く次の予約を入れさせてください」とお願いしても、「いえ、毛周期がありますので、最後の照射日から最低一ヶ月半は期間をあけてから次の照射となります」と返されるだけです。

一回目のレーザー照射後は、毛穴が赤いポツポツ状になって、それは悲惨な状態となります。とてもじゃないがストッキングで膝上スカートなんて無理です。さらに照射後の生足に紫外線は大敵なので、当然ですが「今から脱毛すれば今年の夏はつるぴかの足で海へ遊びに行ける」…なんてのは不可能です。特に剛毛の方なら、今から脱毛はもう手遅れです。せめて秋から冬の間には脱毛開始しておかないと…

照射してくれる担当者が、几帳面か大雑把かにもよります。几帳面な担当者ならかなり細かく照射してくれるので、打ちもれはそんなにありません。同じ範囲に二回ずつ照射してくれたり、 脛の部分は特に念入りに照射してくれたり。それでもやはり完璧ということはありえませんので、照射後も 脛の剛毛が何本かポツポツ生えたままの場合もあります。

レーザー照射当日は、お風呂に浸かることは出来ません。シャワーのみ可能です。また、照射後から数日間は、照射した部分に、ぼりぼりと掻き毟りたくなるほどの強い「かゆみ」が生じる場合もあります。毛はまだ生えたままだし、かゆいし、効果ないじゃん… と怒りを感じながら2~3週間は納得いかないような騙されたような気分のまま過ぎるでしょう。しかし2~3週間経てば、「あれ?この部分ぜんぜん毛が生えてないし、自己処理してた頃のような毛穴の開きがなくなって肌が部分的に綺麗になってる…」と驚くことになります。

焦らず、待てということです。

あと、毛周期を厳守しなければ、せっかく高い料金払ってレーザー脱毛受けてもあまり意味はないそうです。打ちもれの場所は毛が生えてきますが、それは抜かずに、剃るのみで我慢しましょう。レーザー脱毛したいならば、やはり一年は期間を見たほうが良いでしょう。

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