heartbreaking.

中年の末路とその記録

目覚めた後も、夢の「続編」を見ることが出来る能力

今朝は何度も起きては、また寝てを繰り返したのに、寝るたびに同じ夢を「続編」で見るというのは久々だった。

俺は夢の「続編」を見ることが出来るんだ。映画のように見事なストーリー展開の作品を、3度目覚めたあとも尚、きっちり続きから始まるかたちでTHE ENDを迎えるまで、自分の夢の中で鑑賞したこともある。タダで映画が1本見れたぜ…、と自分の才能に惚れ惚れして目覚めた朝もあった。何であれをメモしておかなかったんだ?とも思うが、あの感動は夢の中で無重力状態の世界だからこそ味わえたものであって、それを文章に表現したからといって、俺が味わったと同じ感動を再現することは出来ない。

目覚めれば、信じられないスピードで夢の残滓は、現実の記憶に押し潰されて泡のように弾けては消えてしまう。そういえば、今は亡き漫画家の、ねこぢる先生もよく夢の話をしていた。コミックのラストに、ご自身が見た夢について語られていた。

夢の世界は「自由」だ。何でも願いが叶う世界だ。どんな不可能も可能になる。文章では表現できないような立体的かつ感覚的にキャッチーな世界を、いとも簡単に作り上げてしまう。皆が見る夢をそれぞれ映像化すれば、それはどんな映像技術にも追いつけないような未知なるSFの世界が我々の目の前に現れることだろう。

夢の中では、俺は映画監督にもなれる。たった一人で映画を作れてしまう世界、それが夢の世界だ。…だけど夢の話をブログでするのは、何故かちょっぴり恥ずかしい。夢は夢でしかないのだから、いつまでも夢の世界について考えようとする大人は、大人らしくないという事なのかもしれない。

でも夢は、身体的な異常を察知した自分の肉体が、自分の精神に対して予知夢として警告してくれるときもあるので… 何か意味ありげな夢を見た場合は、その夢が自分の肉体が発した警告だったのかどうか考えてみる必要はありそうだ。肉体はしゃべれない、口を開くときはもう手遅れなんだ。

goo blog funamushi2 - 2007-01-17 13:35:50 コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )

コメント

夢の内容 (hashigotan)
2007-01-17 13:45:11
もうだいぶ記憶から遠のいているけど、思い出せる部分だけ打ってみようか。いや、今回みた夢は続編でもくだらない内容だったのだけど。
俺は洞窟の中に居た。何かに追われている。俺は左手に、鉤爪を付けていた。洞窟の中で何かに追われる度に、洞窟の穴から飛び出し、下に広がる崖へむかって大胆に飛び降りた。この鉤爪があるから死にはしないだろうと確信していた。崖へ飛び降りる最中に突き出ている岩に鉤爪を引っ掛けては、その階層に広がる洞窟の中を徘徊し、また何かに追われて崖から飛び降りる… を繰り返していた。
やがて、俺は自分の家にたどり着いていた。自分の家なのにどこか、よそよそしい雰囲気だ。勝手口から家に入り、まずトイレで用をたした。そしてトイレから出たとき、トイレの窓のガラスに何者かの影がボウっと映るのが見えた。トイレの水を今、流せば、その影の主が、俺がこの家の中に居るのだと気付くかもしれない… と思ったが、俺は思い切ってトイレの水を流してしまった。ゴォォォォー! その影がササーっと移動するのが見えた。俺は、しまった、と思った。
勝手口にその影の主が、いままさに勝手口を破壊してこの家の中に進入しようとしている。俺は二階へかけあがり、ベランダから隣の家の屋根へ飛び移り、屋根から屋根へと鉤爪をひっかけながら移動した。そして何軒か先の家の屋根に鉤爪を引っ掛けたまま、自分の家のベランダを見た。するとさっきの影の主がベランダに居る、イノシシみたいな人外の姿をしていた。俺を探している。
やばいと思い、俺は鉤爪をうまく使いながら、脇の小道へと飛び降りた。その気配を嗅ぎ取ったイノシシみたいな人外の生き物が、屋根から屋根を渡り、ものすごい速さでこちらへ近付いてくる。俺は必死で小道を走った。もう数十メートル先までそいつが来ている、やばいと思って、俺は何かをその生き物めがけて思い切りブツけた。するとイノシシはよろけて道の脇で倒れた、その隙に俺は走り続けた。
その先にある風景も、今ある俺が住んでいる町並みそのものだった。俺はこのまま何処へ逃げようとしているのか。どっち方面へ向かって走ればいいのか。海のある方面へゆけば、あの生き物はそっち方面は詳しくないだろうから、俺のこの先も安全だと思った。でもそっち方面に行く途中に俺の祖母の家もあるからなという意識があり、俺はそっち方面には走らなかった。
山のある方面へ向かって走れば、俺にとっては未知の世界だが、あの生き物はあっち方面にはかなり詳しそうだから、俺のこの先はもしかすると、あの生き物に捕らえられてしまう可能性も考えられる。だけど俺は、あっち方面、山のある方面へ向かって、がむしゃらに走り続けた。
…なんだこりゃ、と思ったかもしれないけど、そんな内容でした。

Unknown (真人)
2007-01-18 19:08:12
すげードキドキするよなこういう夢見ると。
初夢?

面白い!! (しんかいぎょ)
2007-01-18 22:26:28
短編小説というか、
斬新なショートショ-トを読んでる気分で
最後まで読みました。
そこはかとなく意味を感じますね。
夢診断とかやってみたら面白いかも。
俺もそういう突拍子の無い夢はたまに見ますけど、
多分俺の場合は「建物」の外に出たことが無いです。
しかも、続編・・・
俺も続編見たいわぁ。

真人さん、こんばんは。 (hashigotan)
2007-01-20 15:29:13
あれ?何だかんだいってまだ見てくれてたんですね。
初夢じゃないですが、冒険の夢を見ることが多いです。夢の中では、ロードオブザリングを越えるようなファンタジーの世界を自分が主人公になって冒険することも可能ですし、
だから眠る時間もけして無駄ではないというか…、そうゆう夢がたくさん見れると良いなって思います。

しんかいぎょさん、こんばんは。 (hashigotan)
2007-01-20 15:29:45
いつも何かから「逃げている」夢なのですが、どんな架空の世界を舞台にストーリーが始まっても、最終的には俺の住む町並みや・俺の家へと舞台が移る場合が多いです。
夢診断は、悪夢を見たときに確認することが多いです。
歯が抜けた夢は縁起が悪いとか、死人が口を開く夢を見たら気をつけたほうがいいとか…
目覚めたときに、ああイイ夢だった…と思えるような夢をたくさん見たいですね。俺は目覚めたときに涙を流していたときもあります。
死んでしまったら、こういった夢を見ることすら出来なくなってしまいますからね。夢を見るのも、生きている人だけに許された、心の中の桃源郷なのかもしれません。
しんかいぎょさんも面白い夢が見れると良いですね。


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