『金子一馬画集 (1)』
―悪魔絵師 金子一馬 「真・女神転生」 (SFC)設定原画集―
[詳細:Amazon]
04.12.17
新紀元社
ISBN4-7753-0315-5
B5判272頁
ある日、本屋に飾り奉られていた美しすぎる表紙を見て…衝動買いしてしまったのである。そして…帰路の途中、頭の中は"腐った妄想"だらけで、『人修羅』 が拝めるかと…総司令とか居るのかな、と密かに期待していたのだが何処にも居やしねぇなぁ。ふっふ。( 「Ⅰ」 って書いてるから気づくだろ普通)表紙の内側に小さく載っている、『フラロウス(黒豹ではなくチーター)』が 「にゃーーっ!」 と剣構えてるのが最高。巻末に"各悪魔についてのウンチク"もあるので(真3の邪教の館のウンチクより長くて為になるだろう)ヒマなときは、それでも読もう。
画集の中身についてだが、 『マーカー絵』 で全ページ埋め尽くされている。"一頁に一体"のペースで懐かしい悪魔達の原画が展開する。―悪魔193体(LIGHT-NEUTRAL-DARKの順)/ヒーロー・ヒロイン・ロウヒーロー・カオスヒーロー・ゴトウ・邪教の館主・パスカル・ドウマンなど、主要キャラクター関連が計22枚/総計215枚である。(内、ヒーロー・ヒロイン等はSFC版・PCエンジン版と重複する)
当時のヒーローの顔(特にSFC版)の暑苦しさを見て、改めて金子さんが現在のシンプルな絵に"進化してくれた"ことに感謝したい。肝心の画集の内容については…絵の世界にまるで無頓着な知人が一生懸命ページを捲って喜んでいたので、メガテンについて何も知らない人が見ても、"純粋に楽しめる"ようなので、心配御無用だ。迷わず買うがいい。そして、お子様や学生さんはバンザイな、
オマケの 「下敷き」 が付いている。(ドット絵の悪魔達が規則正しく並んでいる)おめでとう。(まぁ微妙ではあるが。このゲームを学生時代に遊んでいた人達はもう立派な大人だからね)これは、とりあえず…『うちわ』 として使うしか、使い道が無いっス。そして、この下敷きの悪魔全ての名前を言えれば"通"である。
さて、この透明感溢れる"表紙"についてだが、 「ヘキサクローム」 という印刷技術が採用されているらしい。/以下《付属:言語録?》より一部抜粋。⇒ギリシャ語でヘキサは6、クロームは色を意味し、従来のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色に加えて蛍光オレンジと蛍光グリーンを足した6色で印刷をする技術。この2色を足すことで、今までは再現が難しかった蛍光色や、ごく明るい色合いも完全に再現することができる。/ということだ。そして、この画集は金子さんの
集大成を飾るべく ―『全10巻』―発売される予定である。(全部3千円以上だったら、3万以上出費しなければ特典が貰えないのである)鬼のようですな。
―以下、この画集の悪魔で気に入った順
『トール Thor(7)』影の絶妙さが表情に深みを出してヨイ、足の踏ん張り具合の見事さといい、文句の付け様がない。個人的に一番気に入っている。真Ⅲのフトモモの露出はまだ無いが、ソコがまた硬派でイイ。
『フラロウス Flauros(75)』マントの裏から背中、尻尾にかけての影の付け方が絶妙。猫好きな自分には、むしろ愛らしくすら見える。「シトリー -Sytry-(84)」も好きだよ。
『リリス Lilith(58)』全体的にナニモカモが濃いすぎるけど。ポイントは足の指の不気味さと、フトモモの付け根にイヤラシク潜る相棒。
『ペイルライダー Pale Rider(192)』シンプルな構成の中、何かを物語るかのように。
『おにじょろう -Onijoro-(128)』フトモモにクラリとしたね。
セクシー大賞『マーラ Mara(146)』夜中に見るもんじゃぁないよ。
インパクト大賞『エキドナ Echidna(132)』頭に焼き付いてしまったんだ。
可愛い大賞『デイビット David(191)』可愛すぎる。ヒーホーより可愛く見えるね。はて、何を演奏しているのかな。
ところで、総司令の居る画集はいつでるのかな。(結局それにこだわるだけだったりする) 上記写真の帯がズレてるが直す気は無い。
goo blog funamushi2 - 2005-01-15 00:00:00 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )