heartbreaking.

中年の末路とその記録

『イケブクロ マントラ軍本営前にて、再会』

以下は、シジマルートで 『オベリスク』 未攻略の場合は見ない方が良い。って、おもいきり見えてるんですケド…?

ジジマルート会話 ネタバレ

……来ていたのか。
……意外な役者が現れたものだ。

久しいな……少年。
いや………… 「人修羅」 と呼ぶべきか。
よもや、君がそうだったとはな……

どうやら我々は、初めから
出会うべくして再会したらしい。

我が創生の為のマガツヒは、
マントラを滅ぼした時に、ほぼ満ち足りた。
だから、君がオベリスクへ向かうのを
敢えて止めはしなかった。

人修羅として君が本物かどうか……
見極める必要もあったからな。

しかし君は、刺客を退けただけでなく、
独力で巫女までも解き放った。
ミロク経典にも記されたその力……
私の想像以上だ。

君ならば、務まるかも知れない。
ともに 「シジマ」 を啓く大役がな……

[燃え滾る炎 闇と炎に彩られた姿 朧に浮かぶ]

……ヒトの欲望とは灯火のようなものだ。
小さなうちは暖かで心地よい。

[遠くを見つめる瞳 憂いを帯びた表情…赤々と照らす炎]

だが、燃え続ける火はやがて炎となる。
全てを焼き尽くすまで止まらぬ怪物にな……

[こちらを見、目を伏せる]

ヒトはそんなものを愛しすぎた。
その安易な温もりに依存し、全てを灰に帰す
破壊者の本性には、目を背けてきたのだ。

[己が思想の世界へ誘う 白い空間 一台のアマラ車 現る]

ヒトは世界のために
尽くす存在であるべきなのだ。
それが、ひいてはヒト自身の安息をも約束する。

何を求めるべきであり、
何を求めてはいけないのか。
その線を定めるのはヒトではない。

……世界だ。
ヒトはただ、世界を照らす
信号台であればいい。

[静かに歩みを進め いつしか無数のアマラ車を従え]

穏やかに回り、明滅し、
世界の意思の一部となる……
それが最善にして最高の生業なのだ。

[其れ等 静かに回り始める]

そうは、思わないかね?
世界はただ、静寂であればよいのだと……

[ > 「はい」 ]

そうか。
シジマの素晴らしさが分かるか。

……やはり、他の有象無象どもとは
格が違うようだな。
いずれ、君にも協力してもらおう。

…さて、そろそろ私は行かねばならん。
全てが終わるまで安心はできない。

君は気付いているかね、
この地に立ち込める妖しい気配……
滅んだゴズテンノウの残り火に与ろうと
する者が、不気味に胎動を始めている。

[全てが消える]

他の愚かなコトワリを啓こうとする者に
決して遅れを取る訳にはいかない……
世界を創るのは……この私なのだ!

― ― ―

「出会うべくして再会したらしい。」 これに 『初めから』 が付属することによって、まるで二人は宇宙が誕生する以前から運命で結ばれていた( 「マダラ」みたいだな)かのような怪しいニュアンスになっている。人修羅を誘惑する気かオッサン。

裕子先生も、このポエマーぶりで己が野望に引きずり込んだのかな。祐子先生は、氷川さんのことがスキなんだろうね。"祐子"って呼び捨てだしね。←これ気になるね。

「ヒトはそんなものを愛しすぎた。」

詩人だな。そして、怖いぐらい自己陶酔型だね。総司令の魅力の原因は 「…………(←何考えてるかワカンネェ沈黙の点々!)」 この点々に尽きるね。そして氷川さんは常に、言葉遣いがとても綺麗である。コレ大事。

goo blog funamushi2 - 2005-01-28 00:00:00 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )