heartbreaking.

中年の末路とその記録

妻は多重人格者 - 解離性同一性障害 -

「妻は多重人格者」ご覧になりましたか?松下由樹の中盤の一人芝居は素敵だったね。もっと「オレが!」って狂気めいたギラついた目で吼えてほしかったよ。で、ドラマについてだが、

幼児期・児童期に受けた虐待が原因で、「解離性同一性障害(多重人格)」になるらしい。

このドラマのヒロインは、幼少期に大人達に、モノサシで殴られる等の「体罰」を受け、自分を守る為に、「強い別人格」を己の精神の中に形成したようだ。

多重人格は、十代半ばに自覚し始め、20代でピークを迎えるようだ。このドラマのヒロインのように、30代で発症する例は珍しいとの事。

多重人格は、現実に存在する症状である。例えば、巨額の借金返済から逃れる理由として「多重人格者と認定される診断書」を手に入れても、法律的には「一人の人間」だから、本人に責任があるとみなされ、自己破産の手続きは不可能。

けっ、モノサシで殴られたくらいで、多重人格?ハァ?俺なんか、どーなんのよ。フザケンナ。惚れた人とセックス出来て、子供作って、何が不満なのさ。世の中にはなあ、まだまだ不幸な人がいくらでも居るんだよ。健やかに何の不自由もなく成長して(身体的に)、好きな人と結婚して・・ それが出来るだけで充分じゃねえか。

母親の浮気発覚で、怒った父親が母親を包丁でグサ!血がブシューっと幼きヒロインの顔に飛び散ったね。アレは鮮烈ではあるが。しかし、それは己の身体に食らった痛みでは無い。身体に受ける痛みでも、殴られる・蹴られる事と、性的に内臓まで痛めつけられる事は、決定的に違う。

だが、松下由樹さんの芝居は・・スゲーなあ。フー!って鼻から噴出して爆笑したよ。特に、男の人格がスゴイね。カッコイイ~。男以上に男らしいね。俺も、もし、この状態だとしたら、どう思う?

俺が、幼児期に、性的虐待を受け続けた中で、女の俺の中に、男の人格が産まれたのだとしたら、どう思う?有り得なく無いよな。ははは。しかし、スゲーなぁ。松下由樹は。一人芝居で食ってけるんじゃねえの?

主人格の名は「アキコ」。それ以外の人格を『交代人格』と呼ぶ。カオリという女性は、シズという老婆と手を組んで、主人格のアキコを狙う。ケンという少年は、幼い少女リサとともにアキコを守ろうとする。老婆シズは、カオリという女性を殺し、アキコを守ろうとする中心人物である。・・ハァ?もう意味不明だよ、フザケンナ。遊んでんじゃねえよ、、目ぇ覚ませ。

― ― ―

俺は、『みんな同じ「痛み」なんだよ。だから一緒に頑張ろう?ね?』とか、そうゆう綺麗事言う人が一番嫌い。例えば俺の場合だけど。被害受けた当事者(俺)と、それを囲む家族(俺の親)との間にも温度差が有るのよ。

ああ、俺も実名で有りの侭、俺を虐待した男を曝し首にしてやりてえよ。イニシャルぐらいは曝してもイイかな?オレを虐待した男の娘の名はL。この娘の存在が、許しがたい。何処までも地獄の果てまで追いかけてやる。この恨み、晴らさでおくべきか・・

俺の・・失った健常な肉体を返せ。お前らセックスしてんじゃねえよ。俺は、ソレが出来ない体だよ。この憎しみを、何処にブツケればいいんだよ。もしコレを読んで、何かアクションしたら、オメエらの写真をココに曝してやる。

虐待は、重罪だ。近親相姦も重罪。幼き子供の未来の可能性を、下卑た笑みで食いつぶすケダモノ達に、未来など必要ない。死、あるのみ。今日のドラマでも、子供の泣き声を聞いてると、俺の記憶が呼び覚まされて、腹の底からドス暗い憎悪が渦を巻いて、何でもイイから手当たり次第に、この爪先で引き裂いて、紅い血が見たくて仕方がない気分なんだよ。

はぁー・・多重人格って、筆跡まで変わるのかよ?驚きだな。

交代人格は役割が終われば、主人格に統合されて消滅する。だが、交代人格は、「消滅=自分の死」であるから、主人格に統合される事を恐れて、暴れ出す。

運良く、交代人格(別人格)が主人格に統合されて消滅した場合。消えた交代人格の性格は、主人格の性格に反映されるらしい。例えば、それまで食べれなかったものが、急に大好物になるとか。ファッションに疎く地味な人間が、最新ファッションに敏感になるとか。

統合せず、そのまま沢山の人格を背負ったまま生きてく方法もあるらしい。その場合は、主人格の自分が、強くなければならない。交代人格に、体を乗っ取られるからだ。交代人格を助けられるくらい精神的に強くならねばならない。

だがなぁ、そんなもんじゃねえだろ・・。多重人格が統合されたからといって、虐待の記憶は消えねえだろ。俺はどうすればいいんだ。幸せな家庭を築き、愛する人に見守られ、可愛い子供を手元に置き。それこそが、幸せなんじゃないか?あー、このドラマ見て、余計にイライラしたぜ。

goo blog funamushi2 - 2006-03-24 23:21:25 コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

コメント

妻は多重人格者 (らぶ)
2006-03-24 23:40:12
前の記事にコメントしようとしたら、新しい記事が…(早っ!)
松下由樹の演技、マジすごかったね。
交換日記の代わりに、交代人格者のブログがあったらおもしろいかなと思ったけど、
それってジサクジエーンになるのかしら。
とりあえず「わたしも見たよ」という報告です。

らぶさん、こんばんは! (ゆがんだはしご)
2006-03-25 00:07:07
松下由樹さんの演技は、
余りにもドスが効きすぎて、男らしいので、
思わず爆笑してしまいました。
特に、「オレが!」って言いながら、
醒めた目で、肩をポンポン!って仕草に・・「カッコイイー!」ってシビレました(爆笑。
指ちゅぱちゅぱの、子供の演技も絶妙でしたし、
特に、橋から「オマエが死ねぇぇー」と高嶋弟を突き落とそうとする姿に、
ウットリしてしまいました(危険。
「交代人格者のブログ」! それは面白いアイデアですね。
主人格の自分のブログに、交代人格の自分がコメントするとか。
主人格の自分の記事に、交代人格の自分が はてブでブクマ1getするとか(藁。
らぶさんが遊びに来てくれて凄くスゴク嬉しいです(ぽっ。

見ましたよ! (うらら)
2006-03-26 08:33:54
途中からですが、私も見ましたよ。
小さい頃に見たドラマで多重人格の存在を知り(その時は三田佳子さんが主役でした)何となく興味をもちました。
辛い時「あ~、私も多重人格で強い別の私が現れて嫌な奴を懲らしめてくれたら...言いたい事言ってくれたら...」ってよく思いました。
ダニエル。キイスと言う、お医者様でもある作家さんの小説に「多重人格」を取り上げた【24人のビリー・ミリガン】と云う小説があります。
何冊かシリーズで出ています。
子供が小学生の頃図書館で借りてきてもらい読みました。
漫画もいいけど、小説もたまには良いかとおもいますよ!
この作家さんの作品をシリーズで読みたくなりますよ!
ちなみに何年か前ドラマでユースケサンタマリアさんが演じた「アルジャーノンに花束を」もこの作者の作品で私が呼んだ本の中の感動した「ベスト3」に入っています。

うららさん、こんばんはー! (ゆがんだはしご)
2006-03-27 01:28:56
俺は小説とか全然読まないのですが、うららさんも多重人格に興味をお持ちなんですね。
俺の場合は、田島昭宇の「多重人格サイコ」っていう漫画を読んだりして、あー、多重人格って便利かも。って思ってました。
それぞれの人格の「名前」が違うという点も、非常に興味深いですよね。
名前まで別人ごとに設定されてるなんて、それは嘘でしょ?ってソノ部分についてはチョット疑ってますけど、、。(このドラマの場合だと、カオリ・ケン・リサ・シズですが)  俺は、多重人格でも、名前は一つだけだと思ってます。ただ性格が変わるだけじゃないかと思いますし。
都合良く、交代人格が現れて、気に食わない人間と戦ってくれないかな、とか。交代人格が、ものすごい頭が良くて、難しい難題をチャチャッと解決してくれないかなーとか。好きな人にもっと大胆にアプローチできる人格が現れないかなーとか。そーゆうのを想像したりもします。
春めいてきて、毎日眠いですね。仕事、忙しいですか?また良かったらコメントください。(顔文字も消滅したので、顔文字使えない状況です今、
ひろみさんの音楽データも消滅したので、またレンタルしなくちゃ(泣。


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