heartbreaking.

中年の末路とその記録

臭い男が目立ってきた

本屋や、古本屋でたまに臭い男がいるんだけど、多分風呂入ってないんだろうなあと。冬は厚着で閉じ込めていたんだろうけど、薄着になるともうニオイを隠しきれない。本人は気付かないんだろうな、ずっとそのニオイの中で暮らしてるから鼻が麻痺したのか

古本屋にどうしても気になるゲームのタイトルがあったので、その異様に「臭い」男の隣に並ぶしかなくて、一分も隣に居なかったのに、離れてもしばらくの間、移ったニオイがとれなかった。さっき隣に並んだときに、あいつのニオイが私の体に移ったんか・・・

まだ生ごみのほうがマシなほど、色んなものが混じった複雑なニオイだった。風呂に入ってない臭さを、消臭剤か何かで無理やり誤魔化そうとして事態がより悪化したような臭さ。

見た目がイカにもオタクって感じで、小太りで、女性経験ありませんボクは二次元の女の子しか興味ありません、て見た目の男だった。

あの人、家でどんな暮らししてんだろうな・・・ ちょっとのぞいてみたい。他人になど興味は沸かないし、たまに他人に興味を示せば悪態つきたくなるだけだったり、自分の最悪な感情を目の当たりにするだけなので、人を見ないようにしているのだけど、ニオイの目立つ男たちにはなぜか好奇心がむくむくと沸いてきて何だかウキウキしている自分が居ることに気付いてしまった。怖いけど、見たい・知りたい・・・ みたいな好奇心が。。