heartbreaking.

中年の末路とその記録

いつも根底にある不安

旦那にいっつも「働け!」って言われてる俺だけど、ヨメにもらわれる前は「借金くらい俺が払うよ」だからヨメに来てくれ!・・・とか言ってくれてたんだよね一応。でもそれは、同棲して結婚するまでの話。実際、同棲しはじめると、そんな話は記憶にないみたいな感じで、早く働くところ見つけないとね!みたいな流れになってきて、それで去年の暮れは、さすがにそんなにスグはシゴトみつかんねえだろって事で、コンパニオンも一日だけやってみたものの・・・ あれは結局は、飲み屋のネエちゃんたちがやってるだけで、俺みたいな地味でトークもイケてない人間には向いてないなと。お座敷で、酔っ払った見ず知らずのオジサンにお酌しようとしたら「ああ?もっとハキハキしゃべらないと駄目駄目、ほら、隣に居る若いオネエチャンみたいに服ももっと色気のあるの着てさ」と、駄目出しされる始末・・・ まあ、もともと快活なタイプではない自分なので、精一杯テンションあげてこれだけです、ってくらいまで頑張ってみたものの・・ 年季の入った根暗さは誤魔化しようがなく、会場終わって、飲み屋に戻った後も、飲み屋の中の空気に溶け込む勇気もなくて結局、一日で辞めました。・・・あー、でもこういう仕事するには、やっぱり胸はデカいほうがイイよね(それは武器になるよ)。

飲み屋のオネエちゃんたちは、親切で優しかったよ。芸能人みたく綺麗なオネエちゃんばっかりが、会場にワンサカといて、その中で化粧っ気もなく服も地味な俺は超浮いてた気がする・・・

コンパニオンとか時給がイイからラクそうだけど、それをずーっと続けるとなると話は別で、なんだか自分の中の大事なものが少しずつ壊れていくような気がする。純粋な部分が、雑音とアルコールの魔力で壊れていって、自分の心すら欺くような、平気でウソをつけるような、そんな悪い人間になってしまいそうな気がする(と、マイPCの隣に座ってるコリラックマが言ってます)。

実はまだ新婚旅行も行ってないので、旦那は私のことどう思ってるのかなって思うけど、単に暇がないだけなんだろうな。新婚旅行もお金がかかるしね、借金のある身でここに置いてもらって、自分の部屋までもらえただけでも、よくしてもらってると思わないと。でもこのまま子供が居ないままで、もし夫婦の仲が悪くなったりしたらきっと、出て行ってくれの一言で終わるんだろうなって気がしてる。そうならないように、せめて弁当くらいは毎日きちんと詰めておかないと、「もういらない」って思われたら、それまでだもんね。そういえば最近、夜は一緒に寝ていない。