私は就職氷河期の世代で今30代半ばです。
私の親にあたる団塊世代の人たちは、たとえば自分の息子や娘が独身のままでも「家におればいい」と言います(だからニートや引き篭もりが多くなる)、結婚できなくてもある程度の年齢になればあきらめてくれて「仕方ないな」で、結婚して子供ができなくても特に責めることもないです。
でも私のおじいさん・おばあさんにあたる戦時を生きた人たちは違います。孫をなにより重視します。年頃の女を見るととにかく子供を産めといいます。
それはなぜか考えてみました。多分、戦時中を生きた人たちには、娯楽が極端に少なくて、子供を作る楽しみくらいしかなかったのでしょう…
だから子供がいて当たり前、という考えになってしまっている。
でも今の団塊世代の子供たちに、子供を作れとはやし立てるのはどうなのか… 今の時代は、子供を作る楽しみ… つまりセックスをしなくとも、それに勝るとも劣らぬ娯楽であふれている。だから団塊世代の子供たちは、子供を作らずとも、それなりに娯楽を楽しみ生きていくことができる。
おじいさん・おばあさんに、はやしたてられるまま子供を作った夫婦は、やはり子が小さいうちは「子供がかわいくて」と皆、口々に言う。実際そうなのだろう、でも子供のいない人間には、いないなりの娯楽があるので、たとえ周囲にそういう意見が多くとも特段焦ることもないんじゃないか…
楽しいことはいくらでもある…
自分を納得させるための答えをずっと探していましたが、とりあえずこれが答えかな
魅力的な娯楽があふれているうちは、ずっと少子化のままでしょうね