heartbreaking.

中年の末路とその記録

バツイチにはなれず、ただの別居になりました…… (離婚届けを渡した時の相手の反応)

一ヶ月もブログを放置していた。

そろそろ更新しないと読者が離れてしまう焦りや危機感はあるのに、仕事の疲れで何も出来なくて、BSでサッカー(FIFAワールドカップ)を垂れ流したままいつの間にか眠っていて、起きたらもう会社に行く準備をしなきゃならない時刻で、こんなんじゃブログなんて更新できねえよ!状態だった。(サッカーなんて興味なかったのに、海外にはメッシとか、ドログバとか、魅力的な選手が多いから目が離せない…)

借金が出来たので…(せっかく完済したのにまた借金だよ)、とりあえず働かないとヤバイので、私にしてはかなり頑張って働いてます…

案外、オフラインのみの生活でもやっていけてる…

ネットやブログが無くなると死んでしまうような気がしていたけれど、杞憂に過ぎなかった(さすがに死んだりはしないだろ… 笑)。

どんな状況下でも、人間は与えられた環境の中で生きてゆくものなんだ…(何を悟った風に…)

自分のブログを更新しない間も、私を待っている読者がいることを信じていたし、それが現実世界を生きる支えになってくれていたと思う。

だけど久々に文章を打つときにほんの少しの躊躇があった。

…自分の近況を不特定多数に向かい、わざわざ発表するのはおかしいのではないか?と思ったのだ。

ブログに没頭し、大勢に向かい文章を打っていた自分が「異常な状態」であったことに気付いてしまったのだ…

赤裸々になんでも書いて大勢に発表してしまう勢いを取り戻すまで、まだしばしの時間が必要かもしれないけれど、とりあえずリハビリも兼ねて……

前回の記事からの続きです。

夫に「お前といるとストレスがたまるだけだから一ヶ月以内に出て行ってくれ」…と言われたので、はい、出ていきますよ… という感じで着々と引越し作業を進めて、派遣で働きながら、新しい賃貸アパートも契約し、こちらの親の署名の入った離婚届けを用意して渡すと、途端に夫の顔色が変わった。

「やり直せないか…」「家を出てしまったら終わりになる」「二人の思い出を全部捨てることになる」…などと言いながら、この手首を掴んで引き止めてきたのだ。

そのまま、あっという間に腕の中に捕らえられて、「ここにいてほしい…」と強く抱きしめられていた(そんなドラマみたいな展開があるのも、男と女… きっと24時間、世界中の至るところで起きている…)。

いや、もう無理だよ(引っ越しの手続き全部済んでいるし…)、と答えると、「無理なんかじゃない、自分がナントカするから!」と言いながら、私の携帯電話を強引に奪いとり、不動産屋やNTT光回線に断りの電話を入れようとするので、私は必死に夫の暴走(?)を止めた(ドタバタと家の中で追いかけっこをしている状態に…)。

普段は温厚な夫がまるで別人のように豹変しているので、私の頭の中で警告をうながすサイレンが鳴り始めた。まずい… このままではこの家を(ヘタこくと一生…?) 出られなくなる…

夫は離婚届けを掴んだまま青ざめた顔で、「こんな離婚届けなど今すぐ破り捨ててしまいたい!」と言葉を吐き捨てた(離婚届けを早く取ってこいと言ったのはアンタじゃないのかー) やったぜバツイチ!なんて記事まで出したのに、これじゃあバツイチになれないじゃないかー!

こんな、引っ越す手続きが済んでしまった後に言うなよー!引き止めるならもっと早く引き止めてくれ!

「冷たい態度をとり続けたことを後悔している」「子供を作ることについても考えが至らなかった」「一緒に子作りしよう、子供が無理なら病院で一緒に治療しよう」「子供だらけの集合住宅が不快なら半年後に家を買って引っ越そう」「リビングをお前の部屋にしたらいい」………等々、信じられないほどの好条件を次々と出しながら、引き止めてくるので…

でも、そんなのは「今だけ」だとわかっていた… 多分、この人は、釣った魚にはエサをやらないタイプの人間だから、私がここで「じゃあ、ここにいる」と答えたが最後、またナンダカンダと難癖つけて、すべてをうやむやにするつもりに違いない… そんな好条件信じられるかー!

とにかく家を出る!というのが私にとってのスタートラインなのだ。

じゃあ離婚じゃなくてしばらく別居でお互い考える時間をもってはどうか?と提案すると(久々にいたした後で…)「絶対に浮気は駄目だよ」と念を押されたので「わかった」と約束すると、「仕方ないなあ… でも何かお前は不安なんだよなあ、離れるとフワフワーッと浮気しそうで…」と背中越しに不安そうなつぶやきが聞こえてきたが、「大丈夫だよ、浮気なんかしないよ」と(表情の見えない角度で半笑いしつつ…) 約束すると、ようやく腕から解放されたので、ナントカ… ようやく家を出ることができたのだー!

(家を出るだけでこんなに苦戦するとは思わなかった)

というわけです。続く…