heartbreaking.

中年の末路とその記録

ネットで稼いだり小遣い稼ぎが成功している人の話を聞くことによって、他者のアフィリエイトをクリックしたくない(他人を一切儲けさせたくはない)と思うようになった

俺は貧乏人だが、金金金金、で金のことばっかりな人間が嫌いというか苦手だ。金などなくてもいい、ささやかな日々の幸せがあればそれでいいじゃないか……

たとえば珈琲を淹れてそれを美味しく飲みながら黄昏る時間さえあればそれでいいんだ… 自分の求める幸せの基準を下げてゆけば、そんなにあくせく働かなくても、そこそこ心穏やかに暮らしてはゆける、この日本にいればそれが可能だ。現に今俺はプロミスに借金はしているが、日雇いのバイト代などでなんとか問題なく生活はできている状態だ。

このブログを見ればわかるだろ、アフィリエイトもほとんどチカラを入れていなくて、出てくる広告は、はてなブログ(無料)で自動的に出るものばかりだ。つまり俺のブログの目的は金儲けではない。

パソコンに詳しくない昔人間が「お前はパソコンが出来るんだから、ネットで商売もできるんだろう?」と簡単そうに言うので、そういうときは返答に困る。 ネットで稼ぐ、とかね… 俺の考えの中には毛頭ないので、いつも笑って適当に誤魔化すが、パソコンに不自由な昔人間たちは、パソコンが何でも出来る魔法の箱だと思っているようで、無邪気すぎて逆に怖いというか不安になるくらいだよ…

あのね、言っておくけどネットで金を稼ごうなんてことは、考えないことですよ…

それが上手くいくなら皆そうしている。何故、人に気遣いしながら、汗かきながら、寝不足のままに窮屈な服に着替えてわざわざ外に出て働きに行くのか、それを考えてみてくださいよ… それがもっとも確実な方法だからです。ましてや株やFXなどとんでもないです…… 

普通に生きてゆくことの大切さを皆が遵守してゆかなければ、いつか、ネットで指先一つで家から一歩も出ず金が稼げる(もしくは小遣い稼ぎをする)、…なんてことをする人間が大多数になってくれば、実社会にも悪影響を及ぼすんじゃないかって不安ですよ… 

その不安を防ぐために、どうすればいいのかというと簡単なことですよ。アフィリエイトを一切クリックしないことです。他人に一切儲けさせない行動を心がける、それだけでいいのです。今からすぐに実行してください、他者のブログやサイトに貼り付けてあるアフィリエイトは一切クリックしないことを。

俺はネットで指先一つで稼ごうとする賢くて器用な人間よりも、道路工事の旗振りでもなんでもいいんだが不器用で一生懸命な人間のほうがはるかに「生命」としては尊く、この地球上に必要な人間なのだと感じている… その人たちが存在しなければ我々は生活できなくなってしまうからです… 別にネットで小遣い稼ぎ程度で何かやってる人たちが存在しなくても困りはしないが、珈琲飲むためのお洒落な喫茶店の店員さんたちや、コンビニの笑顔のお姉ちゃんたちがいなくなったら困るからなあ…

俺はこんなにブログで何かを語っているので一見すればネット人間のように思えるかもだが、実はものすごいアナログ人間で、考え方は超古臭いから、だから指先一本でチョット賢ければネットで何万何十万も儲かっているような人間がどうにも苦手なのだ。そして、そんなものは認めたくないのだ。ナンダカ反則ワザのように思えてならない、たとえその人が見えないところでどんなに努力していたとしても、だ。

…嫉妬なのかもしれないな。そう、これは金のない立場からの、嫉妬だ。別にその人たちが悪いわけでもなんでもないのに、ただ、俺の心が、金がないのと同じようにどんどん貧しくなってゆくばかりで、珈琲を美味しく飲めたらそれでいいなんてのは、まるっきり嘘ではないが、でも本当は…………… 金が欲しいんだ。ただ、ネットで稼ぐために何をすればよいのかを考える情熱が足りないだけで、人を責めるのは違うことはわかっている… わかっているのにナゼか認めたくないからこんなに、腹の奥に何か悪いものでも詰まったかのように具合が悪いのだ。

あー、ネットで何万何十万と小遣い稼ぎしている人たちがいるのに、自分はいつまでアナログチックに人にヘコヘコ頭下げて働かなきゃならんのか… どうにかしてくれ、誰か助けてくれ、要領悪くて頭は賢くないし、努力もしたくない(パソコンを使って儲けるという考えに頭をもっていくことが困難で、妙なところで頑固なのだ… だから俺は自分のブログを書籍化したりもしない←つか、売れるわけない)

……とか思ってる人いるんじゃないかなあ、俺含めw え?まさかと思うけどさ、ネットで儲かってる人らのサクセスストーリー聞いて素直に「すごいですねー」とか言っちゃうタイプ?なら、あんたは金に困ってない人だね…

でもね、絶望ばかりじゃないですよ、きっと。アナログ人間なりに、得られるものの中にもっと価値を見出してゆけば、一見、要領が悪くて不憫にしか見えないような人生でも輝いてくるんじゃないですかねエ…

その最たるものが、人と人との関わりあいですね。ネットのそれと、現実のそれとではまったく異なりますから… 現実に人と空気を介して関わりあうことは、人間として必要不可欠なことだと感じている、特に今の俺のように働いていなくて家に引きこもったままでいると痛感する… 
会社の仲間たちと会話しているときの自分は、確かに気遣いしすぎて疲れるときもあったが、それでも、心がわずかでも通い合えたと感じた瞬間は、自分でも信じられないほどの笑顔で、そうして俺の笑顔を見た仲間も同じように笑顔になってくれた、そんなかけがえのない一瞬一瞬が確かに存在していて、この身も心もまさに「生きている…!」って思えたのだ…… そんな感動的な想いはネットでは到底得られない…

つーわけで、いい加減、働きたいですねエ…