heartbreaking.

中年の末路とその記録

求人情報誌を見ることで地元の企業の現状を窺い知ることが出来る。

俺の地元では毎週日曜日発行の各種求人情報誌が、早い地域では土曜日の夜には最新号が置いてあるので、それを車運転してわざわざ取りに行っている。

地元の企業の現状を、求人募集に掲載されている時給や条件から窺い知ることが出来るので、手っ取り早く、かつ貴重な情報源となる。

それと、自分が今勤めているところが新たに人を募集しているかどうかを知ることも出来る。もし、俺が今行っている業務に、仮に新たに人が募集されていることがあれば、それは俺の力不足ということになるので、今後も注意深く見てゆくつもりだ。

仕事がある状態で求人情報誌見るのは結構楽しい。無職で、何処なら勤められるのかと不安に思いながら血眼でページをめくるのとは違った楽しみ方がある。

本業がある前提で、副業をすることも考慮して、それなりに意図を持って一個一個の求人を見てゆくので、ファッション雑誌を見るよりも俺は楽しい。

本業をこなしつつ副業までするのは、本当のところは「無理だろう」と思っているが、週1くらいで、本業に差し支えない程度で考えながら見るのも、前向きでいられる自分を楽しめるので、何か新しい未来が開けるワクワク感もある。

今働いている人も求人情報誌をたまには取りに行ってみたらいいと思うよ。これで、週1の楽しみが増えるね。

俺は今の仕事に落ち着くまで、あちこちの企業で研修受けていたから、人間関係が主な理由で辞めた企業が懲りずに毎週求人募集しているのを、悪趣味的に面白がって見ている。

俺が1日で辞めた企業のこの部署は、まだ募集してんのか、つか毎週載ってね?まあ、あの環境と、ああいう人間関係なら、俺みたいに心の弱い人間なら初日でロッカー整理してもう二度と会社に戻ってこないとか、多いだろうなと思いつつ。

つか、求人募集を毎週載せなきゃならない企業は、募集をかける前に、何故人が定着しないのかをよおく考えてみたらどうかと思うんだが。

なんか原因あるだろ。ただの社員なのに経営者並みにヤバイ人がいて、その人が新しく入る人をイジメて結局追い出してしまうとか。

時給と、仕事のしんどさの釣り合いが取れていないとか。

休憩時間もろくに落ち着けない環境しか用意されていないとか。

働けないと思い込んでいる人達をそういう気分にさせているのは、気が強くて人を圧倒してしまう一部の「恐ろしい」既存社員達の存在だろうと思う。俺が今勤めてる企業にはそういう人はいなくて皆いい人だけど。

新しい人が定着しない要因である、その「恐ろしい」既存社員を取り除くか、なるべく新人と関りを持たぬよう隔離するようにしないと、まずその企業に人は定着しないだろうと思う。

俺は仕事が見つからない時に、ハタダのお菓子館でひたすらタルトを巻く仕事も考えたことがあったが、タルトを巻いてる白衣着た社員の姿をガラス越しに、誰でも見学することが出来るみたいで、ネットでぐぐると、社員がタルト巻く姿を勝手に写真撮って紹介してる人もいるから、俺がもしそこでタルト巻いてたら、はしごたんタルト巻いてんのかみたいに知り合いに知られるの絶対ヤダ!つか、帽子被って目しか出てないから気付かれないかもだけど。いや、馬鹿にするわけではなく、タルト巻くのは立派な仕事ですよ!

求人誌見ていて一番怖いのが、既存の社員やパートが顔出し写真で、いい会社ですよ~私達仲良くやってます、みたいなアピールしてくる企業なんだけど、絶対イジメあるだろ……

警備員も考えたことがあったが、日給6,000円台とか……月の給料一体いくらなんだよ。安すぎないか?エミフルとかでヤケに張り切る警備員見たことあるんだが、そこら辺の道路に立ってる警備員は大抵ヤル気ないのは納得だよ。

で、俺はもう歳なので、あくまで見るだけなんだが、一応夜の仕事なんかも様子探ってる。大抵、〇〇ママっていう紹介と共に載っているママの写真は整形手術したみたいな不自然な顔で、相当怖いけどな。まあ、シングルマザーや人妻大歓迎的な募集が多いので……そんなとこに行くと人間関係相当面倒くさそうだから行かない。マトモな企業に勤めるのが一番だよ。

結局、俺に勤まりそうな求人募集はあまりなくて、今働いてるところで頑張らないとなという結論に落ち着く。求人情報誌を見るのは、自分の気持ちを確認するためでもある。

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これは無職の頃に毎週取りに行った求人情報誌の残りで台所に置いてある。ほとんど捨てたけど、まだこれだけ置いてあるのは、無職時代に職探しに苦労した日々を忘れないためです。