heartbreaking.

中年の末路とその記録

プリウスミサイルの恐怖を知った

コロナ禍後仕事を転々としました。何処へ働きに行っても上手くいかなくて人間関係で躓く。あんまり認めたくないがやはり自分は精神病なのかなと、それで仕方なく人と関わらず一人で黙々できるポスティングを1年やりましたが通勤途中に交通事故に遭い片耳が聞こえ難くなりました。完全なもらい事故で10対0でした。交差点で信号停止する直前、背後にいたプリウスに追突され私の愛車は廃車となりました(プリウスの先は尖ってるので突かれた部分だけ綺麗にベコッて破壊されます)。プリウスに後ろからグイグイ押され、ぶつかった後も尚アクセルを踏んでいるらしくこちらがブレーキ踏んでも押し出され前方車に今度は私が追突。5台の玉突き事故でしたが大型車が前方にいなかったので死なずに済みました。相手が任意保険に加入していることで安堵するのは間違いで、たとえこちらの過失が0であっても長い戦いは避けられないです。廃車となった愛車の査定額は19万円だと弁護士が偉そうに言いました。事故に遭わなければ普通に乗れていた車に対し、インターネットの中古車情報の中で最も安い査定額を突き付けてくるのです。しかも代車は早急に返してくれと催促してくるので病院へはどうやって行くのか、私ではこのような問題に対処できないので事故に詳しい父に相談したのですがその過程で今まで隠していたポスティングの仕事がバレて「何でそんな仕事をしているのか」「お前の首の後ろが真っ黒に日焼けしたままだと思ってたらそんなことをしていたのか」と責められ今度は事故以外のことで頭が禿げそうなほど苦しみました。ポスティングで大雨の中1日20キロ以上歩いても単価が安い仕事なので月給にすると僅かで、だから休業手当も少なくなる。同じ交通事故に遭っても専業主婦のほうが受け取る額が多い場合もあるようで世の中ヘンだとおもった。どうせならもっと酷い怪我でもしたほうがよかったのか(死なない程度に)中途半端なむち打ちであるため医師にも訝しげに思われているのは気付いていた。いつ治るかわからないのに、いつまで病院でリハビリを受けれるのかも保障されてない。自分は何も悪いことはしてないのに病院の人に疑われているのではないかという被害妄想に悩まされた。途中で転院しようとしてある病院へ行くと裏で保険会社と医師が事前に口裏合わせしていると疑いたくなるような態度でいくら医師とはいえどもここは言い返していいだろうと思い強めに言ってやったら医師も言い方を変えて丁寧な態度にはなったが結果は変わらなかった。こちらは交通事故の被害者であるのにまるで加害者扱いのようであった(どうせ慰謝料目的なんでしょ?という態度だが、それまでの生活を壊されているのだから金を受け取るのは当たり前だろうと言いたくなる)。むち打ちはかなり長引き半年ほど病院へ通いリハビリしました。納得するまで治療を受けたいのに、むち打ちは治療の内には入らないかもしくは治療と呼べるレベルにすら達しないような扱いで転院は断られました(だから最初の病院選びが大事)。交通事故での転院はうちでは難しいですと他の病院でも言われたのでこれ以上むち打ちで病院へ通うのは常識の範疇を超えているのだろうかと思わされるようになり、とりあえず完治したことにして少ない慰謝料を受け取りました。ポスティングは紙を大量に背負って歩くので肩に自信がなくなり、他の仕事を探すことにしました。最後に受け取った僅かな慰謝料は次の仕事を探す期間に家賃と生活費で消えてしまい、いまは頭を使わないでできる立ち仕事をして低空飛行で地面に常に腹が付いている状態の暮らしをしています。いまも疲れているときは首に若干違和感あります。日中と夜間のシフト勤務なので寝不足のときは片耳の聞こえが悪くなり不安です。わずかに残っているメコバラミンを飲んでます。相手の任意保険会社の対応はあまり良くありませんでした。東京海上日動火災保険でした。東京海上日動火災保険のすべてが対応悪いわけではなく支店によると思うのですが、最初は調子のいいことばかり言って交通事故の被害者を安心させておいて、そこからの手のひら返しが酷いです。私はこのプリウスから受けた交通事故の体験を元に常々通りすがりの車間距離をとらない車に対し窓を開けて大声で「車間距離とるのはお前自身のためやぞ」と注意しているのですがまだまだ煽り運転や車間距離をとらないやつは多いです。車間距離をとらないでいるとどうなるかというと、後ろから追突された時に自分は前に押し出されるので間に自分が挟まれて身動きとれなくなるからです。挟まれているので右も左も当然行けません(事故当時の私がこの状況でした)前が大型車なら命がなくなるかもしれません。その時のために信号停止中ですら車間距離をとる必要があるのです。

2023.06.11 完治ではなく「症状固定」です