heartbreaking.

中年の末路とその記録

友達って思ってんのは、どっちか片方だけかもな

俺は、一人が好きだ。大勢でワチャワチャ騒ぐのは好きじゃない。デパートで人ゴミに紛れるのも嫌い。人気の店で並んで順番待ちするのも嫌、待たずに別の店を探すし。…… 俺に向かって、己の恋愛話を持ちかけてくる人間は、友達のようであって友達ではない。俺が一方的に聞く立場にならなければならないので。何故ならば、俺にはマトモな恋愛経験は無いので、誰かの恋愛話に対して対抗する話が無いから。必然的に、ウンウン、とうなずくだけの聞き役になってしまうのが嫌だっ。

しんどい。

だから、現実世界に 「友達」 と呼べる人間は居ない。どーせ、そいつらは、何も言えない俺を利用して言いたいことをブチ撒けてスッキリしているだけなのだ。そんなの友達じゃない。俺が何か話を切り出したら、そんな恋愛話以外のクダラネー話は興味無い、とばかりに話を打ち切られて終わるし。そりゃ、俺の話はツマンネーかもしれないけど。恋愛経験が無いんだから、仕方無いじゃんよ。

一緒に居ても、孤独を感じるなんて。そんなの友達なんかじゃない。

早く、逃げたいと思ったり。早く家に帰りたいって、帰る理由を探し始めたり。そんなの所詮、カラオケでストレス発散するだけが目的の集まりでしかない。俺が、そんな風に考えてるときは無言になるから、相手もだんだん間が持たなくなってきてテンションが急降下してくるのが解かる。ちょうど夕方になった空模様みたいに、お互いにドーデモイイ気分になってきたら、適当なモン食って別れる。そのときは、コイツとはもう二度と会わねえと思うのに。また久しぶりに電話がかかってきたら、同じようなことの繰り返しになる。

そーゆうのも、友達に含まれるってんのなら。友達ってーのは、随分と範囲の広い表現なのだな。俺はそんな薄っぺらな存在ならば必要無い。アンタも友達が沢山居るなんて思って、友達の居ないって言ってる俺を見下してるかもしんねーけど。フタを開けてみりゃ、アンタの友達だって実はアンタの事なんてドーデモイイって思って、アンタの内緒話も全部ほかの人間にバラシまくってるかもしんないじゃん。俺は、もう現実世界で信じた誰かに裏切られるのは沢山だ。だから、友達とは思っていない。

俺はお子チャマだから、大人になって誰かと寝たことも無いし、そーゆう孤独感も知らない。そんな孤独感も見てみぬふりで上手くやり過ごすのが大人だと言うのなら、俺は子供だと言われてもいい。友達だから、とか。友達だろ、とか。思っても無いくせに、そんな曖昧な関係など現実世界では必要無い。

goo blog funamushi2 - 2005-07-10 05:44:24 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )