heartbreaking.

中年の末路とその記録

浮かんでは消えるインスピレーション

言葉を綴るには考えちゃ駄目なんだ
魂の叫びをそのまま指に宿らせて
無心にタイピングしなくちゃ駄目なんだ

誰かのハートを打ち抜くほどの
強烈な言葉の羅列が
俺の額から産まれそうなのに
そんなときに限ってキーボードが無い
携帯じゃ駄目なんだ
早く、このインスピレーションを
記録として残さなければ
単なるボヤキに変わっちまうだろ

宙に浮いたままの言葉の羅列を
もやもやと呑み込んだままで
あの一瞬、全身を駆け巡った
稲妻みてえな感情の激流は
一体、俺の体の何処に吸収されちまったんだ

本当の俺はこんなもんじゃないんだ
作ろうとして言葉を綴るから心に響かない

俺の頭は24時間
このカタチになる寸前のモヤモヤを吐き出したくて
イライラしてるのさ

インスピレーションをそのまま
1ミリも狂わずに記憶してくれる
体内のメモリが有ればいいのにな


goo blog funamushi2 - 2005-10-18 20:18:38 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )