heartbreaking.

中年の末路とその記録

性別をも超越した究極の美を手に入れた時、人間以外の生き物になれる

ストイックな世界の中に、あらゆる美学が詰まっている。セックスや男女の恋愛のないストイックな映画がいい。

リベリオンが好きだった。生っちょろい恋愛描写が一切ないから、何度でも楽しめる。恋愛描写が含まれた時点で映画は死ぬ。セックスが含まれた時点で映画は死ぬんだ。

俺は美しいものが見たいんだ。美しいものは、愛のない世界にあるんだ。愛はあっても、それをあくまで精神世界にとどめて表現する作品が素晴らしい。本物の愛は体温の通わない氷の仮面の下に、たゆまなく流れ続けているものなんだ。愛は見せるものではないんだ。いや、戦いこそが「愛」なのかもしれない。愛する者のために戦えるか。お前は今、抱いているその女の為に死ねるか…ふざけんなボケ!

Youtube - ultraviolet Violet's Final Battle | Rebellion

ミラ・ジョヴォヴィッチのウルトラヴァイオレットはまだ見てないけど、だいたいのアクションはyoutubeで見れる。ガン=カタは女がやっても良いものだなと思った。

リベリオンでは、感情を極限まで押し殺した静寂の中に、男の美学を感じた。喜びも悲しみも、静かにかみ締めるものなんだ……

俺はわざとらしいものが嫌いだ。男も女も、わざとらしいのはやめろ。

真の美は、ストイックな世界の中にある。あふれる愛の中にあるものはただの俗物でしかない、そしてその先にあるのは嫉妬や欲望にまみれた破滅しかない。

愛も恋もない、当然だがセックスも存在しない、性別をも超越した究極の美を手に入れた時、男女の性差をも越えた神に限りなく近い人間以外の生き物になれるんだ。恋愛できないからといって絶望するのはまだ早い… 愛も恋もないストイックな世界に生きてみろ、そして恋愛至上主義の低脳な猿共を見下してやればいい。笑顔なんかいらない、温もりもいらない、冷たい氷の世界の中でこの精神を鍛えるのだ。一人の時間を愛せる者が、世間の俗物一切から切り離され、己の精神世界を確立できたとき、神にも仏にもなれる。そうだお前は仏の生まれ変わりなんだ、だから恋愛出来ない特殊な運命を与えられた。その運命を受容してゆくしかないんだ……

goo blog funamushi2 - 2007-01-13 00:29:42 コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )

コメント

Unknown (hashigotan)
2007-01-13 02:03:34
自分でもよく解らないことを言ってると思うけど、自分を励ますために打ったのだ。

やばいわ・・・ (Kassy)
2007-01-24 04:06:25
はしごたんの書くこと、文章も中身も素敵すぎてやばいわw

Kassyさん、こんばんは。 (hashigotan)
2007-01-25 00:31:20
はわわ… お褒めいただき有難うございます。。Kassyさんのブックマークに俺のブログを入れていただけて嬉しいです。
俺の文章よりも、リンク先のミラ・ジョヴォヴィッチがヤバイくらい素敵です。
Kassyさんの更新楽しみにしてます。


ただいまコメントを受け付けていません。