heartbreaking.

中年の末路とその記録

骨の髄に非常に性能のいいブレーキを持ったようなものです

以前、志茂田景樹さんがNHKの番組で述べた言葉が印象的だった。

「骨の髄に非常に性能のいいブレーキを持ったようなものです」

みたいな事を言ってた。志茂田さんが子供の頃、友達が事故で目の前で死亡してしまったらしく、その現場にかけつけた亡くなった子の父親が「命は大切だ、たった一つしかないんだよ」と涙ながらに繰り返しているのを間近で見聞きしたのがきっかけで、子供心に命のかけがえのなさを学ぶと共に「骨の髄に性能のいいブレーキをもったような感覚」を覚えたらしい。

骨の髄にブレーキを持っているから、自分が「いじめ」を行おうとする心にもブレーキをかけることが出来るとの事だった。

やはり学校教育においても、こういった犯罪抑止のための授業をもっと積極的に取り入れてゆくべきだと感じる。いじめはよくない、じゃなくて、「いじめ」という直接的な言葉を出さずに、いかにして命の大切さを子供たちに伝えてゆくかが大事なんだな、と。

何事においても、悪いことをする人間にその罪について考えさせる為には、直接的に責めると反発されて事態がより悪化する危険性があるので、実際起こっている問題とは異なる視点から間接的に少しずつ「感じさせてゆく」事が大切なのかもしれない。だから学校の授業で、そして実社会の企業においても月に一度は会を開いて、そういった犯罪抑止の為の教育を行うことが必要だと感じる。

志茂田景樹

goo blog funamushi2 - 2007-01-26 18:41:27 コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )