heartbreaking.

中年の末路とその記録

音楽は… 今より、過去へと回帰する/追記

今日、何気なくyoutubeでTMネットワーク(TMN)の歌を聴いた。スッ… と心に入ってくる。素直さが心地よい。純粋な歌詞が心に響く。このピュアな感じが、大人になりきってしまった今の俺に欠けている、とてもとても大切なものなんだ。

昔の歌謡曲には、パンチ力があった。瞬発力があった。強烈なインパクトを一瞬で心に刻み込むだけのパワーが有った。だから忘れないし歴史に残る。その感動が色あせる事も無い。

今のJ-POPは、カタチに囚われすぎている。心に響くまでに、時間を要する。瞬発力に欠けている。理詰めの窮屈さで、難解な打ち込みで迷宮のように複雑化した音階の中、何処かで使い古された言葉達が迷走するだけの、くだらなさだ。心に響かないし、すぐ忘れる。レンタルしたり、誰かに借りたりして、2~3 日、気分転換に聞く程度だ。

宇多田ヒカルが登場して、オートマティックが売れた時期からJ-POPに歪が生まれたような気がする。自分で作詞作曲するからかな・・ 自分を表現する為の音楽に終始している。サービス精神の欠如?今、売れてる人達は、完全自己陶酔型だなと思うし、、

特に女に関しては、服脱ぐとか色気出すのは、いつでも海外アーティストの二番煎じで笑える・・(ごく一部だが、、 いや、明らかに見てくれの違うサラブレッドのマネをしても、駄馬の日本人アーティストには・・無理だよ。「この一曲で食ってくんだ」みたいな必死さが足りないのかな(演歌歌手かよ、、 

魂が篭っているように見えても、生きるか死ぬかに近い「飢え」が無い。この日本が、金さえ出せば何でも手に入る、満たされた社会だからなのか。高度な機械に操られる音の迷路に、上滑りするだけの着飾った言葉達。違うだろ!俺は、もっと不器用で荒削りな世界がいい。

かといって、最近の演歌も衰退して、演歌なのにポップ風だったりして中途半端だからなあ。全ての音楽が、オリジナルを装いつつも、過去の名曲の二番煎じなだけだったりするから、新鮮味に欠けている。それを高度な機材を駆使して音だけ複雑化しても、人間の声と言葉が、それに追いつけないでアンバランスになる。

2006-02-21に打った文章の一部

追記:

だからといって、最近ありがちなヒップホップ調であまりにも直球すぎる歌(なのか?)もウザいけどな… 店でくだらねえ最近のヒップホップを垂れ流すのは止めてくれ… あんましナメた歌ばかり垂れ流すつもりなら、店内をこっそり破壊して回るぞ。

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