heartbreaking.

中年の末路とその記録

誰でもいい

義理の妹が子供を産んで、元気な子を育てているようで、大姑は目を細めて喜んでいた。私が目の前にいても、私のことなど目にも入らぬようで、携帯に大事にとってある義理の妹の子供の写真をうれしそうに見ていた。
私は長男の嫁だがまだ子供はいない。
子供がいないと、身内に会うときに色々つらい思いをする…
むしろ、もう、身内には誰とも会わないほうがいいような気がしてきた。
自分の心を守る権利はあるはず…
まあ、一緒に住んでるわけじゃないので、年に数回の話でこんなに悩むのもどうかと思う。
旦那も子供を作ろうという気配もなく、夫婦揃って、ヘルペスが頻繁に発症するので、そういう機会も皆無に等しい。そんな中で、周囲に「子供は?」と聞かれるのは本当に辛いし、最後には怒りで、無関係な子連れ主婦を傷つけてしまいそうになる。
紙一重で踏みとどまっているのは、一応、仕事に出かけているからで、職場の喧騒にまぎれていると、だんだん自分を取り戻せる。必要とされることで、自分の心が清められ、自然な笑顔を取り戻す。だから仕事は大事だ。なんでもいいから働こう。