heartbreaking.

中年の末路とその記録

不完全な肉体には、過程など必要ないのだった…

お久しぶりです… 生活が落ち着いてきたので、久々にブログを書いてます。

だんだん歳をとってきて、色気のない日々を送っておりますが…… 何年ぶりでしょうか、最近、こんな私に、食事にいきませんかと誘ってくる男性がいまして、まあ実際に食事にいくかどうかはすぐにはお答えしませんでしたが(私は結婚しているので)。

私は結婚してからすぐにセックスレス夫婦になり、ベッドも別々で、食事も別々の生活をもう何年も続けてきましたので、どこかで、女としての自分をあきらめていました。

何もないままだと、ただでさえ貧相な胸が、本当に男のような胸になってきました。顔にはヒゲが薄っすらと生えています。……もう、男になってしまったのか。そういえば月のものもまったくない。私はこのまま、子を成すこともなく、男のように変わり果てて、わけのわからないまま人生を終えてゆくのだろうか…

服を脱いでも、風呂に入っても、鏡に映る自分の体に無関心でいなければ、納得のいかない不完全な肉体に対する悲しみに心が押しつぶされてしまいそう… 

私は女なのに、女らしい体をしていない。こんな体には高価な下着も必要ないだろう、そして色気づいてみても、演技をしてみても、どんな声をあげようとも、すべてがこの不完全な体に「冗談だろ?」と笑われるだけ。

こんな女が唯一役にたつ時はどんなときかって?それは誰にでも簡単に股を開くとか、そんな単純なことしかない。だから私は昔、夜の仕事でそうしていた。私にはそれしか価値がなかったから。演技とか、そんなものは、演技が映えるだけの女らしい肉体あってのこと。私は今でも金さえもらえりゃ何でもする人間のままだよ、何がそうさせるかというと、不完全なこの肉体がそうさせるのさ……

嗚呼、食事に誘ってきた男性の話だけど。化粧もしない私の何をどう思ったのか…

その男性に誘われてから数日の間は、なぜかその男性の顔が頭から離れませんでした。…また悪い病気でおかしくならないように、気をつけないといけないなあ…