heartbreaking.

中年の末路とその記録

率直な意見を素のままにぶつけあうことは本当の人間関係を築きあう上で大事ですね

昨日、BSテレビで、テニスのナブラチロワ選手とエバート選手の対談(再放送かな…) を見ました。

二人の選手が一室のソファに座り、面と向かってはっきりと「私はあなたのココが嫌いだった」「私はあなたのこういう甘えたところが羨ましかった」「あなたはこういう人よね」「あなたがレズビアンだということをカミングアウトしたときは(どうのこうの)」

……と強気な意見を真顔でぶつけあっているので、殴り合いがはじまるんじゃないか?と心配しつつ見ていましたが… お互い言いたいことを思いきりブツけあった後は、時折笑顔を見せながら一緒にドライブをしたり、並んでマラソンしたり、海を見ながら語り合ったり、していましたね…(謎) 

二人に共通する点は、必ずお互いの良いところも認める発言をしていたところです。たとえば「あなたのこんな部分が嫌いよ、だけどこんな部分は好き」のようなやりとりの繰り返しの中で、互いの心をすりあわせてゆくような感じでしょうか…

二人は終始、自分に自信をもった態度を貫いていましたが、時折、笑顔がこぼれる場面もあり、ナゼかそれがとても魅力的でした… 自分に自信をもった人の笑顔ほど魅力的なものはありません…

外国人女性は、笑顔の安売りはないようです… 人に媚びた態度は一切見せないわけですね。フム、日本人女性も見習わなくてはね… (私も、面倒な状況を回避するために、普段から笑顔を安売りする傾向があるので、もう笑顔の安売りはやめようと思います…)

いいですねえ… 思いきり言いたいことを言い合ったあとで、それでも一緒にいられる関係、サイコーです。

女性同士で、クリーンに付き合うためには、一度でいいから、言いたいことをちゃんと言っておくことかもしれません。もちろんそれが一方的では駄目で、自分が言ったらちゃんと相手の言うことも受け止めなければなりませんが… そこはちょっと面倒な部分なので一応相手は選ぶ必要がありますが… 言った後でどれだけ割り切れるか、の部分ではナブラチロワ選手のようにレズビアンであるくらいの男気を持った女性相手のほうが上手くいくような気がします。

私も過去に上手くいっていた女性は、どちらかが泣くまで言いたいことを言い合った後だったような気がします…

率直な意見を素のままにぶつけあうことは本当の人間関係を築きあう上で大事ですね。

そのためには、とても勇気がいりますが… 日本人であると、つい、これを言えば嫌われるのではないかという臆病な考えに支配されて、本当のことを言えないのですが、そこでもやはり勇気をもって意見することが、結局は、自分を含めてまわりの人全員に「優しい」のだということに気付くまでに、私は20年近くの歳月を必要としました。

頭でわかっていても、実際行動に移すのは容易ではないです。

誰かと戦うのではなく、まず自分と戦う勇気が、少しずつ自分のことを変えていくのではないか… そんな気がしています。たぶん、死ぬまで、自分とは戦い続けねばなりません……

自分に勇気を持つことを、邪魔するものがあります。それは日本人独特の、遠慮してしまう文化でしょうか…

日本人は遠慮したり・謙遜することを美徳としているので、本当はこんなことがしてみたい・自分のココがすごい、と心の中では当たり前のように思っているのに、いえ自分は遠慮します・自分なんかすごくないです… などと言ってみたり、間逆のことを言う。でも、そこでも外国人なら、はっきりと私がやってみます・私のココがすごいのよ、と言えるのだろうな… それもまた良好な人間関係を築く上で大事なことなのかもしれない。自分がなにをやりたいのか・自分にはどんな魅力があるのかを、誰かに見つけてもらうのではなくて、自分から伝える勇気…

うーん、結局ここまでの話は、これらが普通に出来ている人にはわからないだろうけど、とにかく私は人間関係が上手くいかない原因について今真剣に考えているところです… そのヒントをナブラチロワ選手とエバート選手の対談から与えてもらいました。

私はテニスは興味ないですが、ナブラチロワ選手はどうやらレズビアンだということで… 外国ではこうした「カミングアウト」行為を、勇気ある行動として称える人々が多いので、こうした力強さをもつ女性たちが多く存在するのでしょうね…

外国人女性は精神的に自立しています… 格好いいです(これに対比して、日本人女性が幼稚である、というのはネットのあちこちでよく聞かれる意見ですが…)。

自分からリードしてくれる女性って格好いいですよね… 年齢に関わらず、毅然としていて憧れの対象です。そんな女性になりたいですね…