heartbreaking.

中年の末路とその記録

煙草をやめて趣味に打ち込むほうがきっといい人生が送れる気がした。

毎日仕事帰りにコンビニ寄って煙草を買うか、出勤途中に煙草を買うかは欠かせない行動だけど、毎回思うのは、この煙草代がなければもっと食べれるし飲めるし、充実した生活が送れるし、おまけに借金も早く減るだろう。

だからここで宣言する。

今日から煙草を吸うのをやめる。誰のためでもなく自分のために。

思えば煙草を吸い始めて良いことはすべて錯覚だったような気もする。世の中の嫌なこと、つらいことすべて吹き飛ばすために煙を吐いて誤魔化し続けていた。

おかえで歯はボロボロになるし(治療に通う時間もない)、借金はいつまで経っても減らないでむしろ増えるばかりで、そりゃ1日1箱以上吸ってたらそうなんだろうけど。

だけど、去年面接をたくさん受けてもなかなか定職にありつけずに無職であり続けた最悪な時期を乗り越えてこれたのも煙草のおかげではあったので、その時期の自分には必要だったのかもしれない。

でも、今は安定した職にも就けているし、給料も充分得られている。もう煙草は必要ないんじゃないか。ここは借金を減らすために決断する時だ。

このままじゃ駄目だと思った。自分を改善してゆかないと、長時間働く努力が煙になって消えてゆく。

趣味に対する熱意が足りていないのかもしれないと思った。

会社で出会う年上の男性は、過去に煙草を吸っていたが今はやめているという人が多い。理由はいちいち聞いてないけど、やがてはやめるところに行きつくというのは、煙草を吸うことが無駄だと気付いた瞬間が、安定した生活の中で突如として自分の中に降臨したのかもしれない。

なくても生きてゆける。

本当は、やめると決めたら今手元にあるセブンスターの残り18本もごみ箱に迷わず捨てるほうがよいんだろうけど、まだ未練が残っていてそこまでには至っていない。この18本が18本のままで最後までいけるように、趣味に打ち込んでゆこうと思っている。また随時、実行できているか報告してゆきます。今日からもう少しいいものが食べれるかな……