つぅ~かあ♪ つうかって言う度にコレ思い出す。
突っ走りたいなら 保守的になるより Dinosaur暴れるような 目眩欲しいね!(「The Other Side」米倉利紀 CONCERT TOUR '01 musica spazio Ⅸ "O"より)
米(ヨネ)といえば米津玄師?それもいいけど米倉利紀さんを忘れんといてくれ。恋の歌をこれほどお洒落に歌うアーティストはいない。昔の彼の曲をいまのアーティストが歌っても古臭さは感じないはず。do something real、薬指、No!No!No!…米倉さんの昔のアルバムはなんぼでもエエ曲が出てくる宝の山。最近は角のとれた丸い曲が多いが、昔のアルバムはどれを買っても問題ない。恋してるいまの若者に是非聴いてほしいなあ。
米倉さんを知るきっかけは、レンタル店に通う時代がもたらす必然だった。必ず目につくほど店にいっぱい並んでた米倉さんのアルバム。全盛期は2005年以前の話だからYouTubeがまだなかった。米倉さんはあまりにも時代を先取りし過ぎてやり尽くしてしまった。誰もがゲオやツタヤへ通っていたのだ。アルバムを手に取りジャケットを眺め「期待」「想像」の博打をしていた時代は何が出るかはお楽しみって感じで。1曲目から順番に心の旅に出ていたのさ。いまはそういうのあんまないな…人々は足を使っての音楽の宝探しをしなくなった。
駄目だよ。CDやDVDを買わないやつは本当のファンじゃない……
米倉さんのアルバム「O[オー]」を試しに借りてみたら「なんだこの無駄に歌唱力の高いアフロは」(たまたまこの時アフロ)とビックリしてCDを購入するようになり、きっとできない じっとしない 今しかないって感じで大阪までライブに行った。ライブ会場は男性も多く同性にも愛されていた。
デビュー曲は「未完のアンドロイド」。「愛してる 愛してない」は妖艶な青年が「愛してるか愛してないか」で葛藤するシンプルな歌ですが妙にノリがよくて癖になる。裏側ってなんだって疑いを持ちつつ何度も聴けばゲイでもなんでもいいって思うようになる。Break it down Break it down イエエーやっちまえばいい。
わかりやすいのを選んだだけで、他にもいい曲いっぱいある。久保田利伸さんをリスペクトしたアルバム「gift」は「雨音」等のアレンジもある、郷ひろみさんをリスペクトしてお嫁サンバをライブで元気いっぱいに歌ってた頃もあった。若い頃もいいんだけど、脂がのってきたオー付近が個人的には一番好きだ。
米倉さんは過去に所属事務所を解除され、周囲との不調和もあったようです。
「米倉はデビューと同時に単身渡米し、日本と行き来しながら一年の半分はアメリカに滞在していたことだ。」
日本の先駆け的存在のR&Bシンガー、事務所を解雇された過去も - エキサイトニュース(2_3)
アーティストも事務所を放り出されてからの再スタートとなるとこれまで築き上げてきた楽曲や映像の権利の扱いがどうなるんかは知らんけどJASRAC絡みで問題があるのか。米倉さんを解雇した所属事務所側が「著作隣接権」を持ってる関係か。
米倉さんの判断で過去の自身の楽曲すべてを自身のチャンネルに思う通り公開できない事情でもあるのか?自分の作ったものなのにヘンだな。ルーツを知らせることは大事で、どういう人か新規の人にはさっぱり分からない。
誰でも若い頃は輝いてる、そんなの当たり前。大切なのはその後、米倉さんは体形きちんと維持しているので素敵なまま。いまはチャンネルでファンに大切なメッセージを伝え続けてる。
なんで良曲のストックがたくさんあるのに、本人が積極的にピックアップしないのだろう。
演歌歌手なんて一曲当てたらそれだけで何度もしつこくテレビ出てくるのに。それ以上のことを米倉さんはしてきたはず。演歌と、YouTubeで1発当てりゃハマる今の時代の間に頑張ったCD時代のアーティストへのリスペクトが足りてない。
いまでもタイアップを受けて主題歌を歌えばイケるはずなのに。実力あるアーティストに冒険心に満ちたタイアップの話を持っていかないのだろう。それとも本人が断るのか。今頃のアーティストなんぞ吹っ飛ばすくらい才能あるって素人でもわかる。
あと、全裸のノリのいいプロモーションビデオあったはずなんだけど何処消えた?探してるんだけど見つからない。削除されたとか?なんでやー裸を惜しげなく曝してくれた米倉さんが最高やったのにもう一度見たい。
「1年間の内のたった1日でも、1時間でも僕の音楽を楽しんでもらえたなら」https://kansai.pia.co.jp/interview/music/2015-03/yonekuratoshinori-streamline.html
1年間でたった1日1時間どころか私は起きてる間中聴いてる日もある。今聴いてるのは「奇蹟 〜heart〜」内の「夢中」。なんかイイ曲いっぱい埋もれてるなあ、引き出したい…それが出来ないのならCDの時代にもう一度戻ってほしい。