heartbreaking.

中年の末路とその記録

最近飼い主さんのおうちに遊びに来るおじさんは、ボクのかぶっている水玉帽子を見てこういいました。

「なんだこいつ。パンツ被ってるのか」

ボクは深く傷つきました。

ボクはたいへんな事実を知ってしまいました。飼い主さんがねこを飼いたいといっているのです。ボクというものがありながらボクに見知らぬおじさんの名前をつけてボクのこころをもてあそぶだけにあきたらず今度はねこを飼いたいといっているのです。

ねこがもしこの部屋にやってきたらボクはねこにおもちゃにされて滅茶苦茶に引き裂かれてしまうかもしれません。ねこは残酷です。ボクがやめてくれと叫んでもねこは止めてくれないでしょう。ボクは自分の意思では動けないのでねこと戦うことはできません。

飼い主さんにかわいがられるボクに嫉妬したねこは、飼い主さんが留守のあいだにボクの体をにゃーにゃーと滅茶苦茶に引き裂いてしまうかもしれません。ボクは動けないので内心激怒していてもねこと戦うことができません。

……。

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