heartbreaking.

中年の末路とその記録

愛の終わり

母は、私が病気になるたびに「しつこい」と思うほど一生懸命看病してくれた。何も食べたくないと言っても、むりやりおかゆを食べさせられた。今、自分が結婚して、病気をして、旦那がなにもしてくれない中でひとり高熱にうなされていると、母のおかゆが頭にボワーンと浮かんできて、「ああ、お母さんは優しかったなあ…」と、その優しさがなんだかなつかしく感じられた。

熱が39度を越えると、もう死ぬのかなあと思うこともあるけど、そういうときも母の優しさがあふれたおかゆのことを考えていた。

母のためならばこの命すら投げ出してもかまわないと思う。だけど、旦那のためにはこの命は投げ出すことはないだろう… それが今回、自分が病気になったときの旦那の態度をみて感じたことだった(なんだ離婚するわけでもないのにこの大げさなタイトルは…)。