heartbreaking.

中年の末路とその記録

自分が嫌いだ。自分の中から逃げ出したい気持ちが、はしごたんというブログ人格を生み出した。最高に格好悪い俺の中から誕生した、はしごたんというブログ人格はなかなか格好良くて俺の想像を超えて長くがんばってくれた。

だんだん老いてゆくだけの、実体をもつ俺に意味などないんだよ、意味をもつのは「はしごたん」として存在している実体のない時間だけで、それ以外は、まるでどうでもいいような、くだらなさだよ。どんなに俺が情けなくても、ネットに繋げば、俺ははしごたんというブログ人格になるので、なんだか今でも信じられないような気分だよ… はしごたんの打つ文章でこの命を終わりにすることだってできる。はしごたんが、俺の自殺をネット上ではっきりと宣言してくれたら俺はそれを実行するだけで済むんだよ… どうにも疲れたよ、自分を偽り続けることにも、愛想笑いで、痛みを痛みとも感じなくなる、そんな灰色の世界の中を手探りでどこまで進んでも、どうせリアルの俺ははしごたんのように言いたいことを自由に言える人にはなれないんだろ… 嗚呼、はしごたんが本当にうらやましいよ。