仕事のできない中年は、だんだんシフトが減らされて、淘汰される運命にあります。
最近更新が多いのは、そういうことなのです。仕事が与えられないのです。40歳くらいになると気付いてきます……自分に、まったく需要がないことに。仕事面においても、それ以外の交流においても、徐々に幕を降ろしてゆく。誰の声も届かない暗闇の中でもがきながら、それでも、ただ自分が生きるためだけに、生きてかなきゃならない……
どうにも暗いので、新しい仕事を求めて面接を受けに行こうとおもいます。そこで、電子書籍を出していることを言えたらなあとおもう。本を出すっていうのは、まだ普通の人には敷居の高いことなので、かなり凄いことだとおもうのだが……書籍内には、私は物を盗みますという告白もあるので(本当は金庫もどうこうしてたんだが、それはアウトなのでカットしてある)、リアルでは誰にも自慢できない……
昨日、Amazonに1件のレビューをいただいていました。どなたか存じませんがありがとうございます。マゾヒストの私を歓喜させるようなレビューでした。私が望んでいたのは、まさにそれです。
前記事ではpotexさんキモいという印象だけを与えてしまったかもしれません。そこで、いや、彼はキモくないってことを彼の名誉挽回のため、真実を打ち明けようとおもいました。
以前記事にした以下のセフレは、potexさんです。妄想じゃなくて実話でした(余計キモいことになってきた)。
セフレしか無理な人とセックスしたあとで「好きです」と告白されました
アニメのように一日中セックスをするなんてことが本当に可能だとはおもっていなかった。
だから彼は、「匿名で悪口を書く卑劣なやつ」という記事で怒っていたというわけです(該当記事は、いまは修正後の文章になっているようで、激怒中の彼の文章はもう読めないです)。 私は昔からスレで叩かれて快感を得る変態なので、別に怒ってないです。
男と女が二人きりで会って、ただ食事だけをして、なにもないなんてことは私の辞書にはないので、当然ながら会ったからには、そういうことになる。歳をとると、来るもの拒まず、になってくる。おかしな病気さえ持っていなければ、なんでもいい。昔、付き合っていたメールの彼女には「あなたが人間のかたちをしていればそれでいい」と言われたことがあるが、まあそんな感じだ。
セックスに過剰な意味を持たせたくないとおもっている。意味を持たせたがるのは、なんの疑問も悩みもなく抱き合えた人々のほうであり、苦悩した者としては、そのような無邪気すぎる感動などとっくに引きちぎり、色あせた心で体をつなぎあわせるだけ。会えば、その流れで、気分でセックスをする。セックス自体には、意味などなくていい。
彼は既婚者でした。だけど、そんなことはどうでもいい。
既婚者が、ネット上を何気なく巡回していたら、偶然、あるブロガー(私)を見つけて興味を持ち、その文章にのめりこんでゆく中で、最終的には実際に会ってセックスをするまでに至ったわけです。おめでとうございます。
ネット上に漂う文章は、その人物をミステリアスで、とても魅力的におもわせてしまう。それが異性であるのなら、なおさらそう感じてしまうのかもしれない。
惚れたブロガーに、リアルで会えた……!(あなたの好きなブロガーを、そのまま当てはめてください)
その感動の中で、体の関係まで持つことができたなら(あえて肉体関係とは言わない)……そのブロガーの虜になるでしょうね。……そんな喜びは、まだ、私は一度も経験していないので、わかりませんでした。yosituneさんに会っていないから、わかりませんでした。
彼が、ネットでの言動が時々おかしいのは、私への愛情ゆえに、そうならざるを得なかっただけで、彼がヘンなわけではないのです。
惚れてる文章を打つ人が生活に困窮していて、それを見て、放っておけないと思うようになる。だから自分はその人の生活を援助しなければならない!のような苦悩があったのではないかとおもう。
私が生活に困窮しているために、付き合う男性がどれも似たようになってくるのを感じている。potexさんも次第に、別れた元夫に、だんだん似てきて、同じような言葉を吐くようになっていた。付き合ってるとか、そういうのじゃなくて、面倒見てやってる、みたいな意識に変わってくるのだろうか……
私は、金がないばかりに、いつも、気付いたら、上下関係の中に否応なく放り込まれていて、私の意見が次第に通らなくなってくる。私の尊厳を、相手の心配のほうが上回ってしまうために、心を押さえつけられてしまうのだ。それが、私の心を卑屈にさせていくので、最後には、私の尊厳を取り戻すために、耐え切れずに破局してしまうことになる。
彼は数え切れぬほど私の原文を読みながら、的確な指摘を与えてくれました。
それは、実際に会って、お互いの顔を見ながら体の関係を持っているがゆえに、暗い文章を一生懸命読んでくれたのです。
著者に愛情持って接する編集者がいなければ、生まれない書籍となっています。
会う回数が増えるほどに、彼の心は、家で食事の支度をして待つ、奥さんのほうへと傾いてゆきました。最後に、書籍を出したあとに、打ち上げをしよう!ということで会ったときには、体は私の傍にいても、心は奥さんに傾いているようでした。私はそれを悲しいとはおもいませんでした、それが普通だろうとおもっていたからです。奥さんのことをないがしろにするような男は駄目だろう。
青ピカチュウに、あっけなく転載されてしまい、二人の悲しみが、夕焼け空ににじんでいった。
祭りは終わりだ……
何度も彼はそうつぶやいていた。こちらも、奥さんのいる相手に本気になるつもりなどない。あくまで、共通の目的を持つ、そのついでに、セックスをするだけの関係で、それ以上を期待するほど自分が純粋な馬鹿にはなれなかったので、ははっ、と軽く笑いながら精一杯、強がろうとしていた。
なんでもない、平気だ。これ以上の期待などしていない。
結局のところ、自分が彼のことをどうおもっているのか、それがよくわからなくなっている。
自分は、どうも、悪い男に惹かれる傾向があるようで、奥さんがいるのにわざわざ会いにくるような男、というものに、言いようのない魅力を感じる。舌なめずりをしながら、この体中の棘でからめとり、逃れられなくしてしまいたくなる。
時々、苦しめたくなる。なにもない、一人の私と、奥さんのいるあなた、その違いの中に、とても残酷な感情が芽生えて、心を失ったような冷たさで傷付けたとしても、でもあなたは、私がどんなに酷くても、戻ってきてくれるよね……