heartbreaking.

中年の末路とその記録

先輩のパワハラは暴力ではなく、私が生活できなくなるように追い込むことだった

私は、辞めた会社で主に冷凍庫作業をしていました。冷凍された荷物って重いんですよ、凍結していますからね。

マイナス25度以下の世界です。扉を開けると一面氷結世界で、雪が降ってました……

身を斬られるような寒さで、あまり長居していると(長居せざるを得ない状況の時もありますけど)鼻の頭が真っ赤になり、手や足が痛くなり、最後には感覚がなくなり、しばらくそれが続いたままでも働かねばならなくて大変な仕事でした。

年末は、1箱20~30キロ以上の凍結した荷物が、冷凍庫内の奥のほうまで何百箱(1000箱以上あったかもしれない)天井高くまで積み上げられズラーッと並んでいて「これ終わるんか……」と思いながら、一人で、5~6時間、冷凍庫に入ったり出たりしながらなんとか片付けましたが、それで休憩時間をとる間もなく(なんでかっていうと、溶けてしまうからです!)働いていました。

日によっては、在庫の荷物等を移動させながらの作業となり(寒い……)、10分~15分、中に入ったままの時もありました(髪も凍るし、鼻水も凍る……)。

冷凍庫内ではマジックもボールペンも使えなくなるし、セロテープも貼り付かない。

スマホも入った途端、使えなくなる(電化製品全般が機能しなくなる)ので、持って入ることはできない。

軍手はすぐ破れて駄目になる。軍手をしていなければ皮膚が冷凍庫内で作業中に貼り付いてしまうので、穴が開いたら捨てる。軍手にどれだけお金を使ったかわからない。

Amazonで防寒着を買い、ドンキで買った紳士用の厚手の靴下を三重に履き、主婦の皆様の生活に少しでも役立とうと、精一杯一人で頑張ってきました。

冷凍庫作業だけじゃなく、他にも色々やってましたが、それらが終わった後での冷凍庫作業となり、ようやく冷凍庫作業が終わってもその後もまた別の作業が待っていて、しかも年金もらいながら働きに来ている高齢者と、冷凍庫以外の作業をダッシュで時間内に片付けねばならない日は最悪だった。

だから私は去年は11時間以上、連続して労働していましたから、去年の給料は概ね20万前後はありましたので、大変な仕事だけどこの会社だけで充分食ってゆけるので定年までいるつもりでした。

でも半年くらい前から、年金もらいながら働きに来ている高齢者からパワハラを受けるようになりました。その先輩は冷凍庫作業が終わったところの私にこう言いました。

「会社は、きみが稼ぎすぎていることに目を付けているから、きみは早く帰らなければいけない」

「きみは、今まで通りの時間まで働いていてはいけない。きみは今日の業務量だと〇時には帰るんだ。あとは私がやるから、もう、帰っていい」

冷凍庫から出てきたところで、夜10時を過ぎて「さあこれから時給が上がる!」という時に、私はまだ働きたいと思っているのに、さも会社が私を早く帰らせる意思があるかのような伝え方をしてきて(酷い時は6時間くらいで)無理やり帰らされるようになったので……(私は短時間労働者ではないので少なくとも8時間は働いてよいはずなのですが、管理職でもないバイトの身分の先輩が私に命令してくるようになったのです。上司に確認すると、8時間+αは居ていいようなのですが、先輩がすべて決めようとしてくるのです)

どんどん給料が減ってゆきました。最終的には手取り額がとうとう10万円スレスレにまで到達し、このままでは手取り額10万を切ってしまう。そうか……冷凍庫作業を終えたら、いらんもの扱いをされて帰らされるのか……もう、首吊ろう。社会保険料はガッツリひかれます。もう借金も返せないし、冷凍庫作業だけやらされて帰らされるなら死んだほうがいい、そう思う半年間でした。

私のタイムカードは、たとえば前日にこの先輩が休みの日には深夜0時過ぎに業務終了してタイムカード押して帰りますが、その翌日は先輩がいるので「帰るように」とパワハラを受けて、夜11時にタイムカード押す……そうしますと退勤時刻が前後の日にちで重なって印字してしまう。私のタイムカードは大分わけわからん状態になっていました。このタイムカードが先輩のパワハラの動かぬ証拠となると思います。

後日、別の部署の先輩から聞いたのですが、私が帰った後で、先輩はだらだらと仕事をし、遅くまで残っていたそうです……時給の上がっている時間帯に。
いままで事実を確かめていませんでしたが、先輩のタイムカードを引っ張り出してその勤怠状況を確認してみると、時給の稼げる深夜の時間帯に(私だけ早く帰らせて)ガッツリ(1,000円以上の時間帯に効率よく)稼ぎまくっているのです。

冷凍庫作業の最大量がどんなものかを知らない人は私の仕事をラクだと思っているに違いないことは知っていました。

私が休みの日に、同じように一人で冷凍庫作業をしていた人がいたのですが、その人と、この冷凍庫作業の大変さを語りえあなくなってしまったことは残念です。私にパワハラを加えた先輩以外の人は、皆優しかったので(休憩時間の問題で衝突した先輩も後で仲良くなれましたし)、定年までいるつもりだったのですが、辞めることになってしまい残念でなりません。