heartbreaking.

中年の末路とその記録

Divinity: Original Sin 2を331時間かけてクリアした感想

ゲームクリアした後はしばらく無になって、立ち直るのに1日はかかるんですわな。心の拠り所を失い足場が不安定で、元に戻れるのか?って思ってました。「Divinity: Original Sin 2」ノーマルモードを1か月331時間かかってクリアしたので、その感想です。以下ネタバレ。

まず、このゲームで最も謎めいたアイテム、パンティです。途中で「これは何かある」と思って大事に持ち歩いていたが、順風の巻物にする以外用途は特にない。

このゲームは膨大な文章と、神への信仰に比重を置いた独自の哲学なので、最後まで真面目に文章を読んで理解すれば人として一欠けらほどは得るものがあるはずだ。

日本語訳をした方々がとにかく凄い、普段見ることのない日本語の単語がバシバシ出てくる。そして主要キャラのあまりの詩人ぶりに鳥肌が立つ。

特に重要な場面では、深層が理解できると自然と涙が流れている。大げさなムービーがあるからゲームは感動するわけではないということがよくわかる。

スーファミ時代のFFでよくありがちだった、回復アイテム99個大事にとっておいたのに結局最後まで使わず仕舞だった。。。ということのないように、アイテムをラストバトルで惜しげなく使うつもりが、自家製爆弾含めて多くが余った状態で、2周目引継ぎもありません。そんな風に終わりにしてくれるところも親切かもしれない…

えーと、エンドロール画面が糞長いです…最後何かあるのかなとおもってたんですけど約30分間ラフ画が流れてるだけでした。つか、ローゼのリアル画がスゲー悪人面で、ロマンスに誘ったローゼはそんなんじゃなかったよな。ロマンスは3人態度100でかなり迷った。

ソース無限より全員で一緒に戦ってほしかったけどその代わり、ダリスが激熱でドラゴンフォームしてまで共闘してくれる。ここら辺の見せ方が上手すぎて、このストーリーに関わった方々は才能の塊だ、3が待ち遠しい。

あとヘンなキャラが多い。助けてやったのに異常に臭い息を吹きかけてきて恩人を瀕死状態に追い込んでくる犬・さらにドラッグ中毒な連中は日本のゲームしかやってないと見る機会がないので面白い。

ツンデレはセヴィルで、ここまで酷いのは見たことない。

レッドプリンス始めリザードは皆、挨拶と同時に左腕を前に出してウッス!てやってくる。そういう細かい身振り手振りの動作と、魅力的な声優の演技を楽しむゲームです。

アレクサンダーに思い入れ深い。最後ダリスに殺されるまで生かしておいたらイイやつだったんでグラディエーターの皇帝が好きならハマる。後半のだるさを挽回できたのはアレクサンダーの存在が大きい。

以下はラストバトルに赴く前の最終装備で、両手剣・二刀流を捨てて堅実な盾装備で中盤以降はずっとやってきた。

このゲームは中盤までの金策でスリが面白いので、それをしなくてよくなるとモチヴェーション保つのが難しいような時もあった。

攻略サイト見ないとわからないこと多すぎるので、最低モニター2台並べた状態で攻略記事とにらめっこしながら、各クエストの繋がりを事前に把握して順序を間違わぬように進めないと取り返しつかないことが多い。スマホで攻略見るのはおすすめしない、広告が多い。ヴォイドウォークンの魚の入れ替えなど、まさか樽にピラミッド入れるなんて思いつかない。ヤハンがその先に捕まってるのはさらに想像できなかった。

装飾に時間をかけたヴェンジェンス号が6章で大破したのはショックで、海上に浮かんでない船にさほど魅力を感じなくなり、倉庫アイテム全部売っぱらったりもした。エンディングの甲板でも、しこたまため込んでいた樽がすべて消滅していて悲しかったが、そういうところに重点置いてるゲームでもなさそうで、次回作には本拠地を有効活用できるよう頑張ってほしいです。

PCの残りギガがひっ迫しているので、最後にこのゲームに別れを告げるため、エンディング後にダークソウルのオマージュである螺旋の剣を見に行きました。(脳内でダークソウルの音楽が流れる)ゲームは人生なので、次のゲームを探してるとこです……FF7リメイクはどうすっかな…