heartbreaking.

中年の末路とその記録

GWはつまらなく終わる(翌日追記あり)

GWの1/3は親のガラケーをスマホに変更する手続きで潰れました。スマホに詳しくないので手間取ってしまいました。私は有線接続しか信用しないのでWi-Fi環境がなく、Windows11の現デスクトップパソコン購入時にも使用した「テザリング」を再び使用することになりました。

私は就職氷河期世代で高校出てWindows95のパソコンを初給料で購入し、それから主にデスクトップパソコンに触れてきたので、パソコンしか興味がなく、スマホは電話くらいしか用がないです。だからスマホ手続きは毎回苦労します。スマホなんてないほうがいいのにと未だに思っています。

スティーブ・ジョブズがいなくてもスマホの時代になっていましたか? - Quora

実家を行き来して、何時間もかけて母に操作の説明をしました。連休中で道路も混んでいるので実家との往復で少々疲れました。

新しいスマホにさぞかし喜んでいるだろうと思い今しがた電話をしたのですが「忙しいのでまだ全然使っていない」と言っている。忙しいって、年金暮らしなのになんでだと思うんですが、そんな言い訳聴きたくないので「ああわかった」とだけ言って電話を切った。

私は「忙しい」という言い訳が嫌いで、「暇」よりはいいだろうといつも思う。忙しいばかり言ってるやつは人の話聞かない。

手取り足取り説明して、自分の趣味の時間も潰れたこの連休後半の苦労は何だったのかとガックリして不貞腐れて布団にこもっていたところです。外は雨です。

思えば昔からそうだった、母はいつも「忙しい」しか言わない人だったので今さらで、だけど腹立ったので1時間くらい電話を無視してやった。母と話をしているとイライラする。自分が望んだ母はこんな性格じゃないと思うことすらある。隣の芝生は青く見える、母以外の、他所の母の性格がサバサバして羨ましいと感じたことはある。陰気な嫌な部分ばかりが似てしまった。

自分がこんな風に子供も作らず一人で生きていることを、幼い頃に「忙しい」しか言わなかった母のせいにしても仕方がない、諦めることにした。

私は50が近いのに未だに親に対する不信感というものは消えないです。主に親の性格についてですがもしかして、駄目な親だったのか?とか、この性格の親だから私はこんな風になってしまったのか?とかあまり考えたくないので普段は蓋をしていますが、後で再確認するたび悲しく、絶望で、もう連絡を完全に絶って親はいないものと思ったほうがよいのかと悩む時もあります。

それはこれから訪れるかもしれない親の面倒ごとに関わりたくないという予防線をそろそろ張ろうとしている自分がいるからなのか。お前が産むからこうなったという怒りなのか。

親子ってのはお互いにどこかで足を引っ張り合う悲しい繋がりでしかないです、鏡で映したような悲劇そのもので、なのに何処かで期待をしたりそれを裏切られてその度絶望を味わされ全部消してしまいたくなることもたまにある。

貴方たちはとんでもない泥人形を作りだしましたね。

そう皮肉を言ってあげたいです。

(翌日追記)70歳を超えてスマホデビューした母を私が放置してしまうのもどうかと思うので、忍耐強く教えてゆこうと思います。私の稼ぎが少ないために親に高価なスマホを購入してあげることすらできず、格安スマホしか選択できなかったことも手間取っている一因なのですが、あと10年生きるかどうかもわからない親への責任は果たしてゆきます。